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北朝鮮は部隊に「軍服を着たまま就寝せよ」と指示

韓国国防部当局者は2013年4月5日、「最近、北朝鮮が東海岸に移動させた中距離ミサイル『ムスダン:MUSUDAN』は、単純な威嚇や脅しではなく、実際に発射を強行するためのものだ」と明らかにした。軍当局は、北朝鮮は東海岸に移動させたミサイルを金日成(キム・イルソン)生誕記念日(4月15日)前後に発射すると見ているが、数日内に奇襲的に発射する可能性も排除していない。 韓米情報当局は、北朝鮮がムスダン2機を日本海側の東海岸の元山(ウォンサン)地域に移動した後、2台の移動式車両発射台(TEL)に1機ずつ載せ、地下格納庫と連結した軍事施設に隠した情況を捉えた。軍消息筋は、「米国のKH11偵察衛星など韓米の情報資産が北朝鮮がミサイルを隠した施設を監視している」と明らかにした。

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大方の予測は、北が、例えば韓国の島に砲撃するとかの局地的な攻撃行えば、米韓が即時報復攻撃を行うと予想され、恐らくは戦略的な攻撃、ミサイルを米国のグアム基地方面に撃つとかの威嚇にとどまるのではとの予測が飛び交っている。その時には、北朝の発射基地への空爆くらいはするだろうから、敢えて発射位置を東部の過疎な場所に設定したとも想像できる。

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この米国のKH11偵察衛星というのがすごい偵察衛星で、別名NROL-49は米国家偵察局(NRO)の最新の軍事偵察衛星で、2011年年1月にDelta IV Heavy(デルタ4ヘビーロケット)で打ち上げられた重量15トンにもなる巨大な軍事衛星で、ハッブル宇宙望遠鏡と同じ仕組みのデジタル画像処理偵察衛星である。その画像分解能は高度500kmから1000kmの上空から、地上物10cm-15cmの高解像度を誇り、世界で最も性能が高いと言われている。

ソ連製潜水艦発射ミサイルR-27を手本に開発した北朝鮮製ムスダン中距離弾道ミサイル;Musudan missileの諸元は 全長:12~19m、直径:1.5~2m、重量:19~26トン、ペイロード:650~1,200kg、弾頭:単弾頭推進方式:1段式液体燃料、射程:2,500~4,000km(IRBM級)、CEP(平均誤差半径):1.3~2km で、このことから狙いはグアムと推定されている。

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北朝鮮専門メディアの自由アジア放送(RFA)によると、北朝鮮当局は、前方部隊だけでなく後方部隊にまで「軍服を着たまま就寝せよ」と指示した。特に、 戦時動員態勢が発令された2月末からは、衛生状態が劣悪な坑道生活をするため、風邪、下痢、水虫、かいせんなどの病気で軍人が苦しんでいるという。参照記事
また、北朝鮮が各国に書簡を送り、紛争が始まった場合、平壌にある大使館や滞在する外交官の安全を保障できないと通達したことが4月5日確認されている。6日夕方時点で各国に動揺はなく、ロシアが撤退を検討していると一部で報じられた。

北の行動には、いろんな分析がされているが、どっちつかずの無難な分析が多い。このブログ流の武運席でいけば、米国は大国のプライドから妥協はしないだろう。かといって北は米韓に勝てないことは100も承知で、空爆など受ければ防ぎようもなく、その時は金王朝崩壊の時だ。彼らの不満の矛先は中国ではないのか?1950年代からの同盟国でありながら、中国は北を米韓からの地理的緩衝地帯としか扱わず、活かさず殺さずの対応で、それさえも近年は不熱心に見え、まるで辺境の属国のような扱いではなかったか?中国が大国に駆け上がる中で、北はなんらその恩恵を受けることはなく、中国の米国寄りの変節に北の怒りは頂点に達したのではないだろう。北の動向に今、最もおびえているのは中国ではないのかと思っている。韓国の騒ぎたては演技と言っていいほどに幼稚なもので、背後に米国のいる限り北が戦いを挑むことはなく、北にとっては永遠の宿敵であることが望ましいだろう。韓国がそれを一番よく知っていて、この関係が雪解けを迎えれば、韓国軍部の必要性はすぐに薄れる。韓国がごく最近まで軍事政権だったこと、そして韓国にはれっきとした軍閥が存在する事を忘れてはならないだろう。一言で結論付ければ、北は中国に対し、全てにおいて面倒を見ろと言いたいのではないだろうか?中国は同盟国北朝鮮の飢餓も困窮も知っているはずだ。世界2位のGDPを自慢しながら、北を労働力の安い下請け国家に扱い、トウモロコシしか送らないそのケチ臭さに北は怒っているのだ。米国はすでに、ロシアと中国に、どうにかしろと言葉を投げつけている。

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