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ソーシャルメディアのその先に・・・“スマホ”と向き合うことが企業の急務に - 山田佳祐

電車に乗って周りを見渡してみると、多くの人がスマートフォンを手に何かしら操作しているのを目にすると思います。人によって大きな差はあると思いますが、通勤電車の中であれば、数十分~1時間程度の時間をスマートフォンと向き合って過ごしていることになります。

こういった電車内の時間の過ごし方は、これまでのフィーチャーフォン(ガラケー)時代から続く傾向であると言えますが、スマートフォンの普及により、文庫本から電子書籍に、メールからSNSにといったように、過ごし方の変化が訪れているように感じます。そこで今回は、もはや無視することが出来なくなりつつある存在である「スマートフォン」について、少し考えてみたいと思います。

なぜスマホがこれほどまでに利用されているのか

冒頭でも述べたように、ここ数年、電車で移動する際の時間の使い方や、知人と連絡を取る方法というものが大きく変わってきました。その変化の要因となっているのは紛れも無く、スマートフォンであるといえます。

個人的な行動を振り返ってみても、電車で移動する時間の多くをスマートフォンを利用して過ごしています。
少し昔のことを思い出してみると、メールを見たりスケジュールを確認したりというのは、従来型の携帯電話でも利用することはできました。しかし、現在の方がより多くの時間を費やしているのはなぜでしょうか?

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まず、考えられるのが携帯端末(デバイス)の進歩です。
一目見て分かるように画面が大きくなっています。そして、たくさんの動作を処理できる能力が備わりました。こういった進化によって、ユーザーの操作性が向上して、あらゆる処理を快適に行うことができるようになりました。
さらに、LTE等の高速通信インフラが急速に普及したことで、大容量データを快適にやり取りできるようになったことも大きな要因と考えられます。

そして、もう一方、SNSやソーシャルゲームなどに代表されるように、携帯電話で利用するサービスの形態が変化したことも挙げられると思われます。
例えば、友達との連絡手段を考えて見ると、以前の携帯電話では、キャリアから提供される携帯メールが主流でした。そうした携帯メール向けに、メールの中身をデコレーションできるコンテンツサービスが一世を風靡したのは記憶に新しいところです。
しかし現在、友達との連絡を取る手段として、「LINE」のようなコミュニケーションアプリを使っている方が圧倒的に増えてきています。

今まではどちらかというと、キャリアのポータルサイトを入り口としたサービスが多く、利用のために「マイメニュー」登録る形態が殆どでした。いわゆる「iモード」と呼ばれていたものです。(NTTドコモでの名称)しかし、現在はサービスを利用したいと思うと、アプリを端末にインストールして使用する形になりました。

このように、デバイスの進化と利用するサービスの変化によって、 現在のスマホにおける春の時代がやってきたのではないかと考えています。

スマホで何をしているか

では、今多くのユーザーがスマホで何をしているのでしょうか?

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社が2012年11月に実施した「スマートフォン利用実態調査 2012」から、「Web サイト・アプリ利用状況
」という項目を参考にしてみると、以下のような傾向があるようです。

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【利用頻度の高いWebサイト・アプリ】
スマートフォンで利用するWebサイト・アプリでは、多い順に「Facebook」、「Yahoo! JAPAN」、「LINE」、「Twitter」、「mixi」の上位5つという状況になっています。「Yahoo!JAPAN」を除く、残りの4つがSNS等のコミュニケーションツール(サービス)となっており、多くのユーザーが友人や知人とのコミュニケーションに使用していると考えられます。

そしてもうひとつ、スマホ上で楽しめるソーシャルゲームが挙げられます。
株式会社矢野経済研究所が2013年1月に発表した「ソーシャルゲーム市場に関する調査結果 2012」によると、ソーシャルゲームの市場規模は右肩上がりの成長で4,256億円(2013年度予測)となり、カラオケボックスの市場規模3,850億円を超える、ひとつの大きな娯楽産業となっています。

どんな時にスマホを見ているか

それでは次に、どんなシチュエーションでスマホを使っているのかを見てみましょう。

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日経BPのウェブサービス「ITpro」会員向けの調査によると、上位3つは以下のようになっています。

①通勤中(電車内、駅での待ち時間)
②就寝前
③自宅でテレビを見ているとき

「ITpro」の会員ということで、ある程度属性の偏りは予想されますが、少なくてもビジネスユーザーの利用傾向という点ではひとつの指標になると考えてもいいでしょう。

ここでは、冒頭の電車のくだりの通り、やはり通勤中というのが大きな割合を占めいます。スマホによって通勤時間の過ごし方が変わってきているという予想は、あながち的は外していないように感じます。

このように、一例ではありますがスマートフォンの普及によって、ユーザーの生活や行動に変化が表れてきていると考えて間違いなさそうです。そういった点を考えると、2013年度は企業にとって、スマートフォンとどう向き合うのかを考える必要がある、大きな転換期になるのではないかと思います。

前述のデータからも分かるように、スマートフォンを利用する中でソーシャルメディアの占める時間が多いことは、想像に難くありません。当然、これまで各企業がソーシャルメディアへ取り組んだ経験が非常鬼重要になるでしょう。そろそろ、ソーシャルメディアのその先を考えて見るのも悪くなさそうです。

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