記事

リベラルとは

久しぶりに東京で寺島実郎さんを囲む勉強会に参加した。各界の前線でバリバリ活躍している参加者からの近況報告をうかがうと日本経済の躍動を垣間見る気分になれた。各人から様々の資料をいただきとても得をしたような気にもなった。

 そんな資料の一つに寺島さんの連載原稿があり、とても共感したので簡単にご紹介したい。タイトルは「リベラルの再生はなるか」で月刊誌「世界」4月号の連載です。

 民主党への国民的失望は、民主党地震による政策基軸の迷走が原因だたった。今の日本は金融緩和と財政出動による安易な景気回復願望と、隣国になめられたくないというようなプチナショナリズムとの間を迷走しているような心理状態にある。

 リベラルが何なのかというと、個人における多様性の尊重、自立自尊、多様な価値観を認め合うなど、権力からの個人解放や個人の幸せを探求する考え方ともいえる。経済ならば、国家や組織体の繁栄を優先するだけでなく、個人の自立などを主目的にした政策を優先することになる。

 では、「反米、反安保、護憲、社会主義」がリベラルの主軸だった時代から、今はどんな政策課題が主要な柱なのか。

1)              日米同盟の進化。基地の縮小や経済協力の強化など

2)              公正な分配。自立を可能とする格差、貧困対策

3)              平和国家の実体化。アジア非核条約の推進など

4)              原子力再考。必ずしも反原発でない視座

5)              民主主義の鍛え直し。国会議員定数削減

これら五つの課題を取り上げつつリベラルという今の政権の一方にある考え方を論じている。

 これを参考にして私なりに自分の強調する政策課題を無理やり三つに絞ってみると、

1)              実体経済の探求。

 株価を経済指標の中心とするのでなく、雇用を産み出すことを主眼とした経済政策の実現。アジアにおいて日本が生きる道は技術力しかない。そのための人材育成、そして低炭素・省エネ社会を実現することで技術立国の象徴としたい。

2)              社会安心の拡大

 経済格差を固定化しないために、雇用創出重視の産業政策、教育へのさらなる機会均衡、社会保障の改革。それらを実現していくための政治機構として首相公選制導入、地域主権の推進、そして議員定数削減の早期実現。

あわせて読みたい

「金融政策」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    医師が勧める「孤独のグルメ」

    PRESIDENT Online

  2. 2

    たらい回し? 肺炎報道に医師苦言

    中村ゆきつぐ

  3. 3

    コロナ巡り医師がTBSで政府批判

    水島宏明

  4. 4

    口頭決裁? 権力の私物化が露呈か

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  5. 5

    新型インフル抑えた「過剰反応」

    井戸まさえ

  6. 6

    「映像研」落語好きが唸るアニメ

    松田健次

  7. 7

    店員はマスク禁止 マック違法か

    田中龍作

  8. 8

    コロナ不安も福島県が検査を拒否

    鈴木博喜 (「民の声新聞」発行人)

  9. 9

    籠池氏への不当な国策判決を批判

    郷原信郎

  10. 10

    Perfume公演行かず 命守る行動を

    常見陽平

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。