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【物価高】、コストコ・フードコートよりチョーお得なのはアマゾン・フレッシュのピザ?

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後藤文俊

■アメリカではインフレの圧力が高まり、食生活にも大きな影響が出てきている。労働省が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.9%の上昇となった。

伸び率は1月(7.5%)より拡大しており、40年ぶりとなる高い水準となっている。

また上昇率は5ヶ月連続で6%を超えており、家計がどんどんと圧迫されている状況が改めて浮き彫りとなっている。

高騰するガソリン価格に家賃や食品まで値上げが続いており、人々の生活を圧迫しているのだ。食品価格も1年で13%も上昇し牛肉は14%、豚肉は20%の値上がりとなり家計を直撃している。

一方で数十年あまり値上げをせず、一定の価格を保ち続けていることから「物価の優等生」といわれる商品がある。

日本では卵がそう言われているが、アメリカでは企業努力から40年近くも価格を変えていない商品がある。

メンバーシップ・ホールセール・クラブ(会員制倉庫型卸売小売)のコストコのフードコートで販売している1.50ドルのホットドッグだ。

コストコのフードコードは、コーラなどの飲み物とホットドッグのセットを今も変わらず1.50ドルで販売している。

コストコは1984年からホットドッグセットを当時と全く同じ価格で売り続けているのだ。集客を目的として、採算を度外視して価格を極めて安く設定されたロスリーダーであることには間違いはない。

ホットドッグは内容量も変えず40年近く前と変わらない1.50ドルは狂っているとしか言いようのないロスリーダーだろう。

インフレを考慮したホットドッグの価格は4ドル近くに計算されている。

ホットドッグのクレージー価格でフードコートはさらに長蛇の列となっているのだ。ホットドッグ以外にも「無限におかわり自由」なドリンクに加え、ピザ等も安く販売しているので、フードコートは昼食や夕食時に大変な混雑となっている。

週末や休日だと家族連れも増えることもあり、ホットドッグセットも4人家族全員で購入しても6ドルという価格で行列も特に長くなる。

昨年の12月にはホットドッグを売り切ってしまったフードコートもあった。以前まで誰でも購入できたホットドッグも会員のみの販売に切り替えカードの提示が求められるようになっている。

ホットドッグ以外に物価高で注目されているのは4.99ドルの「ロティサリーチキン」だ。鶏が丸ごとローストされているデリカ商品は、激安を通り越して原価以下のロスリーダーとなっている。

ウォルマート傘下で競合のサムズクラブもフードコートのホットドッグやデリのロティサリーチキンをコストコと同じ価格で販売している。

 コストコやサムズクラブの会員制販売の業態ではビジネスモデルが他のチェーンストアと異なるためこういったことが可能となる。年会費がそのまま営業利益になるからだ。

しかし食品スーパーでも特定の商品をロスリーダーとして価格を常に一定に保ちながら販促しているところもある。

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