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  • ヒロ
  • 2013年03月14日 10:00

国民のレジームチェンジ

今年の流行語のひとつになりそうなレジームチェンジ。直接的には日銀総裁の交代に伴うポリシーの大幅変更のことをさしていますが、本来の言葉の意味は政権交代とか体制転換という意味です。そういう点からは民主党から自民党政権に変わったのもレジームチェンジです。安倍首相が強力に成長と変化を追求していることから私はこれが国民生活の常識感の変化にも繋がる可能性があると見ています。

証券会社に勤務する45歳より若い人は証券会社に入社してから本格的な上げ相場を知らないといわれています。これは極端な言い方だとは思っていますが、「株は下がるものである、損をしやすいものである」という認識が強く、今のような状態になったとき、これがどういう状況なのか良く掴めないと囁かれています。

不動産は安くなるものである、とあきらめていた人々にとって一部の不動産では大きな地殻変動している気配があり不動産持ちの人にとってどう対応したらよいかまごつくケースもありそうです。

スーパーマーケットに行けば価格はいつも主婦の懐に優しいバーゲン品が並んでいると思い続け、ハンバーガーや牛丼は常にどこかでキャンペーンがあり、ワンコインで二食賄うのが可能だと信じ続けている人々に日常生活でレジームチェンジが起きたらどうなるのでしょうか?

今、日本で起きつつあるさまざまな事象、更にTPPや場合により憲法改正次第では国民の戦後の常識を覆すことがわずかな間で起きる可能性すらあります。

私はこのような変化に富む時代を乗り越えるのは一般の人にとってはなかなか大変なハードルだと思っています。例えば80年代、90年代にワープロやパソコン、Emailが出始めた頃、世の中の「おじさま方」は若い社員を捉まえ必死でその使い方を習いました。「俺はこんなもの、絶対に使わない」と頑固一徹の人も結果として社会が、会社が、あるいは取引先がそれを強要し自分の抵抗がはかないものであるということに気がつきました。

レジームチェンジとは個人の力ではどうにもならないほどの強大なパワーで今までの「当たり前」を覆すことであります。それに対応するには我々は今までの固定概念を捨て去らなくてはいけません。つまり、ヒストリーに基づくメジャメントが必ずしもワークするものではない、ということです。

先ほどテレビで海草が波に揺られて流れに任せているシーンを見てふと思ったことがあります。根がしっかりついているのなら、時代や流れに乗っかっても自分がどこかに流されるわけではないということです。世の中の生活は今後、大きく変わるかもしれません。株価は踊り、不動産は高騰し、円は安くなり、物価は上がり、マックも吉牛も通常価格だし、農産物は価格の二分化が進むかもしれません。これに対して不平不満を言うよりもこういう時代がまもなくやってくることを予見し、対策を練り賢くなることが大事ではないでしょうか?

国民が支持する政府や経済の心臓部分である日銀が変わるといっているのですから日本は変わると信じるほうが正しい気がします。ならば、我々のレジームチェンジも進んで行わなくてはいけないと思います。少なくとも私は「頑固じじぃ」と言われたくはないと思っています。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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