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“部活強制加入”はブラック校則と似ている?若者団体の訴え「子どもたちに選択を委ねて」


「学校側としては、任意加入と言っていても内部ではほぼ半強制的に参加させられている部活が多いのではないかなと私は感じています」(日本若者協議会の高校3年生・田野皓大さん)

【映像】「部活は強制じゃない」若者団体の訴え

 今月9日、スポーツ庁に提出された部活動の強制加入の撤廃を求める要望書。高校生や大学生などによる団体・日本若者協議会は、部活動が事実上強制されている実態の改善を求めた。

 学習指導要領で部活動は「生徒の自主的、自発的な参加により行われる」とされているものの、2017年のスポーツ庁の調査では公立中学校の3割以上が「全員所属し、活動も原則参加する」と回答。公立高校でも15%で部活動が強制されているという実態が明らかになった。

 こうした状況を改善するため、日本若者協議会が署名サイトで部活動の強制加入の完全撤廃の賛同者を募ったところ、約9000人の署名が集まった。この署名とともに提出した3つの要望について、日本若者協議会の代表理事・室橋祐貴氏に話を聞いた。


――1つ目、「部活動の現状の再調査と任意加入の徹底」

「学校側は『任意加入にしてますよ』と言うので、生徒側に対しても実態調査をしていただき、その後に任意加入の徹底を改めて行ってほしい」

――2つ目、「教育課程における部活動の位置づけの周知徹底」

「部活動は、教育課程外で任意加入が制度上の位置づけだが、正しく認識できているという現役教員が56%程度しかいないという調査結果もある。特に若い教員がこれを知らない割合も高くなっていて、改めて教育課程における部活動の位置づけを教員側に対して、周知徹底していく必要性がある」

――3つ目、「部活動の縮小による真に主体的な学びの時間としての教科外活動の拡充」

「他の中学校や高校と共同する形で、興味ある人たちと集まって、学校単位だけで繋がるのではなく、もう少しいろんな学校と地域で繋がって部活の形自体が変わっていくといいのかなと。そういった環境整備を求めている」


 また、部活の事実上の強制によって、生徒が本当にやりたい課外活動にも影響が出ているという。

「基本的には全生徒からお金(部品)を徴収しているため、他の活動をするとなると、余計にお金がかかり、なかなか親からも理解されなかったりする。『他の活動ができなくて困っている』『そもそも辞められなくて苦痛』といった声はよく聞いていて、団体内でもあがっている」

 仲間と様々な経験を積むことによって、「学校生活を豊かにしてほしい」という教員や保護者など、大人側が良かれと思って勧める部活動――。その固定概念を「今の子どもの価値観に合わせて変える必要がある」と室橋氏は訴える。

「最近も話題になっている校則の話だが、“ブラック校則“と”部活強制加入“の議論は非常に似ていると思う。基本的に教育困難校と呼ばれる偏差値が低かったり、同じ私立でも特進は任意だが、普通科は強制加入だったり。校則の議論も厳しく定められていて、基本的には従う人たちをあまり信頼していないところが根底にある気がする。今の時代、部活に入っていない生徒が急に非行に走るわけではないので、大人側がもう少し子どものことを信頼し、選択を委ねて価値観がもう少し広がっていくといいのでは」

(『ABEMAヒルズ』より)

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