- 2022年03月08日 11:13
韓国大統領選直前世論調査 野党候補優勢
2/21)選挙直前17世論調査での両候補支持率

筆者作成)
2)「地上波TV3社」世論調査で見る尹候補優勢指標
信頼度が高いとされる「地上波TV3社」の世論調査で尹候補優勢の中身を見ると、地域別支持率では、光州・全羅道を除いた全地域で尹候補有利だった。勝負の鍵を握るソウルでは尹候補44.2%、李候補35.9%となっている。年代別では40代以外はすべて尹候補優勢となった。当選可能性では、尹候補47.1%、李候補41.3%で誤差の範囲を超えた。
大統領選挙に求めるものでは、政権交代が54.5%、政権延長が35.8%で、ほぼ20ポイントの差が出ている。選挙1週間前で、政権交代を求める世論が政権延長を求める世論より15以上20ポイント近く上回る状態が維持されていれば、これまでどのような国、どのような選挙でも、そこから世論が変わった事例はない。
以上の調査内容だけでも尹錫悦候補の優位は固いが、これらの調査には、尹錫悦候補と安哲秀候補の電撃的一本化は反映されていない。また3月4日、5日の両日行われ、5日午後6時に締め切られた事前投票の投票率が36.93%と過去最高となったことも反映されていない。
3)尹候補への一本化で尹錫悦得票が5%上乗せ?
3月3日午前8時に、尹錫悦候補と安哲秀候補との1本化が電撃的に発表されたが、これで安候補支持率7%の内、約5%分が尹候補に上乗せされると専門家は分析している。このままの趨勢で推移すれば、8ー10ポイント差で尹候補が勝利するだろうと予測している。韓国株式市場でも、尹候補銘柄が上昇し李候補銘柄は下落した。
4)最大の変数は選挙管理委員会の動き
この流れに変化をもたらす最大の変数は政権寄りの委員で固められている中央選挙管理委員会の動きだ。これまでの選挙でも与党寄り決定事例が度々指摘されている。今回も李候補の選挙公報物に「虚偽の記載」があるにもかかわらず、削除の必要なしと結論づけた。
また4日からの事前投票では、恩平区シンサ1洞の投票所で、あらかじめ「1番李在明」と記された投票用紙が発見され大騒ぎとなっている。そうしたことから今回の大統領選挙でも、最大の変数は選挙管理委員会の与党寄りの動きだとの声が高まっている。
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