- 2022年02月24日 10:01
イギリスと日本の二拠点生活を始めました。
2/2挑戦の怖さ
英語ができないからと、海外の論文や文献、ニュースから逃げていた。
日本語でしか情報をとれない。グーグル翻訳や会社の仲間に頼っていた。
海外取材の経験は豊富だが、毎回通訳さんや英語ができる人と一緒にまわっていた。100歳になっても、このまま70年英語ができないと言い訳し、勉強しないままなのか。
私は、政治の授業やライフワークにしているSDGsの取材、語学学習のため、イギリスにいくことを決意した。
出張授業や企業研修には、シーズンオフがある。そのオフのタイミングはイギリスにいこう。そのタイミングでも日本での仕事はリモートでできる。売り上げを落とさずとも行けるのではないか。
笑下村塾の中でもいろいろ相談し、いろんな意見がでたが、最終的には仲間が背中をおしてくれた。時差のため、会議や取材時間を調整してもらうなど、社内だけではなく、仕事相手の方にも迷惑をかけた。いろんな方が理解して応援してくださり、日本とイギリスでの二拠点生活がスタートした。
みなさん、ご報告おそくなってごめんなさい。
コロナだから、海外に行くことについて炎上したらいやだなぁとか、この生活がうまくいかなかったらどうしよう、取材の成果がでなかったらどうしよう、1年たっても英語が喋れなかったら恥ずかしいなぁとか、いろんな気持ちが混ざって心の整理ができていませんでした。またオンラインでとはいえ、日本の仕事を結構していたので時間的にも余裕がなくて、報告が遅くなりました。
こうして、なんとか年末から2月までイギリスにいき、取材をし、語学学校に通い始めた。まだ正直、喋れないし、何をいっているか聞き取れない。だけど、街頭インタビューで声をかけて、つたない英語で取材をして、「なぜ、あなたは選挙にいくのか?」「日本の選挙にいかない若者に何をつたえたいか」などメッセージをもらっている。笑下村塾のメンバーにも助けてもらいながら、英語で取材依頼をだし、少しずつ取材先からのOKが出てきた。
イギリス滞在で視野が広がる
イギリスにいる日本人の方への取材やBBCの報じ方などを通して、日本にいるときよりも視野が広くなった。英語と聞くだけで拒否反応をしめしていたのに、英検準2級を先日取得し、現在2級の勉強もしている。
日本での仕事もあるため、数ヶ月おきに往復する生活になる。講演会などが少なくなるシーズンオフの時期にイギリスに行こうと思っている。今年7月には参議院選挙もあり、そこに向けた自治体連携なども強化するつもりだ。その時期は日本にいる。だから、1年間でどこまでできるかは分からない。
でも、コロナ禍だからこそ、リモートが前提になる社会だからこそ、新たな挑戦ができた。慶應義塾大学の非常勤講師もつとめていたが、コロナ禍だから全部zoomの授業だったのでできた。企業研修や出張授業、社内の会議もオンラインでおこない、番組出演などもした。
結果的に視野がぐんと広がった。例えばウクライナ問題についていろんな国の人と意見交換することができた。イギリスは多国籍の国だ。大学に取材にいっても、当たり前のようにいろんな国の人がいる。
この短期間でも、日本が世界からどう見られているのか、日本の何が遅れているのか、逆に日本の何がいいのかなど知ることができた。
社会を変える力を重視したい
OECDでは、エージェンシー教育に力をいれていることも知った。エージェンシーとは、変化を起こすために目標を設定し、責任をもって行動する力。
子どもにツケを回さない。そのために行動しようと私は言ってきた。SDGsとは社会を変える17の目標であり、変えることがキーワードなのに、そこが軽視されている。「日本の政治教育の最大の問題点は、社会を変えた成功体験がないことだ。」そうずっと言ってきた私にとって、今ヨーロッパがもっている危機感と、自分が感じていることが「変革する力」を重視する点で似ていることを知った。
そして、そもそもイギリスなどでは、自分の意見を表明することが重視されているため、それができていない日本では、いくら市民権教育のうわべだけ輸入してもだめだということにも気づいた。
消費されるエンタメから距離をとる
ジャーナリズムや主権者教育は1年で大成するものではありません。ずっと種をまき、大事にそだてることでいつか花開くと思っています。だから、少しずつ、少しずつ力を蓄えます。だからゆっくりと見守っていただきたいです。
イギリスにいる間、いくつかのメディアはスタジオにいけず、お断りもしました。前なら悔しい、残念だと思っていたでしょうが、その気持ちも和らいでいます。昔、大学2年生のとき、お嬢様芸人としてデビューしたての頃はテレビに出ることが目的化していたこともあったと思います。今は違います。論破ブームの波に乗ることは、主権者教育とはかけ離れているし、議論の仕方やよい「熟議」をするための工夫を知れることは、かげがいのないことです。私はこの2ヶ月で、時間がゆっくり流れ、その中で深い議論をいろんな人とすることが、将来の私にとって大事な時間になると確信しています。
流行におわれ、ただエンターテイメントとして消費される言論空間からは身を遠ざけます。現場をみて取材する、歴史に残るような教材をつくる、日本での主権者教育の礎をつくり、後世に残るように仕組み化する、そういうことに時間をかけたいと思っています。
決意
イギリスには私のような主権者教育を担う団体はたくさんあります。チャリティ・寄付文化によっても、なりたっています。ぜひ私の活動もご支援いただけますと幸いです。今回の取材にかかる経費は交通費、リサーチ代などほとんどは自腹の予定です。皆様からいただいたお金は、今後の YouTubeの番組制作費、出張授業にかかる経費に使わせていただく予定です。ご支援のほどお願いします。
たかまつななオフィシャルサイト 時事Youtuber、お笑いジャーナリストのたかまつななのオフィシャルサイトです。講演会・出演・営業などお仕事のご依頼は www.takamatsunana.comhttps://www.takamatsunana.com/
ぜひこんなところ取材してほしいというリクエストもお願いします。4月にイギリスにまた取材にいき、5~7月もイギリスにいき、8月以降また日本での仕事の様子をみながらイギリスにいきその際、ヨーロッパ各国にも取材を広げたいと考えています。
取材の方も少しずつお引き受けいただいておりますが、苦戦していますので、現地の教育現場とおつながりのある方など、お力添えいただける方いましたら、ご連絡いただけますと幸いです。
私の決断を応援してくれた笑下村塾の仲間のおかげで一歩踏み出すことができました。取材のご協力もたくさんの方にしていただいており、あらためてたくさんの人との出会いと応援に感謝しています。
- たかまつなな
- お笑いジャーナリスト・株式会社 笑下村塾 取締役
1993年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科、東京大学大学院情報学環教育部修了。フェリス女学院出身のお嬢様芸人としてデビューし、日本テレビ「ワラチャン!」優勝。また「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」などに出演し、若者へ政治意識の喚起を促す。
笑下村塾ホームページ
https://www.shoukasonjuku.com/






