- 2022年02月22日 09:53
若い世代は自分の将来のために選挙に行け 投票率が上がれば政権も変わる【田原総一朗・毒蝮三太夫"超老"対談】
2/2自分の将来のために選挙に行ってほしい

毒蝮 若い世代って言い方も一括りにしがちだけど、若い世代だって10代、20代、30代、40代でみんな感じてることが少しずつ違うんですよね。だけど、田原さんがずっと話してきたように、日本は今、大きな問題をいくつも抱えてる。その影響をこれから受けていくのは若い世代だってことは事実。だからこそ自分の将来のために選挙に行ってほしい。
田原 問題はね、安倍さんは森友、加計、桜を見る会、黒川検事長の定年延長とか、あれだけスキャンダルを連発しながら安倍内閣の選挙は6連勝なんです。
毒蝮 自民党はあれだけオウンゴールを連発していて、それでも政権が交代しない。そうなるとみんな選挙になっても、ああこりゃ変わらないって思っちゃう。
田原 選挙をやっても変わらない、その大きな原因は投票率が低いこと。中でも若者の投票率が低い。低いほうが自民党は有利。自民党はいかに投票率を低くするかを考えてる。これがもっと投票率が上がったら政権も変わりますよ。
毒蝮 こりゃ、投票率が低いと選挙は無効っていう法律でも作らないとダメかな? まあ、「世の中変わらないよ」って冷めるのではなく、「変えようとすれば変わるよ」って思うことですね。
田原 投票率が60%超えたら政権も変わります。
毒蝮 目指せ60%だ。投票率を上げるには政治への関心を広げるしかないわけだから、この対談もそのひとつになってくれればいいですね。
年寄りだって人の役に立ちたい

毒蝮 そうそう、田原さんの新刊「堂々と老いる(毎日新聞出版)」を拝読しました。そこに「年寄りは人の役に立ちたいと思ってる」って書いてあって、俺にはグッと腑に落ちるんですよ。そうだそうだって。俺ね、押しつけがましく年寄りを大事にしろとは言わないけど、話を聞いてくれってのは大いにあります。
田原 まったく同感です。
毒蝮 俺からしたら、もうこの世にはいないけど、明治維新を生きた年寄りがいたらその人に話を聞きたかった。「本当に日本は勤王と佐幕で分かれたんですか?」とか。何度も映画になった新納鶴千代(にいろつるちよ)じゃないけど「昨日勤王 明日は佐幕 その日その日の出来心」なんて、「侍ニッポン」って歌にもあった。あっちいったりこっちいったり、考えたり迷ったりした人がいたんだろうなぁ、とか。
田原 明治維新の時はね、坂本龍馬にしても西郷隆盛にしても体張ってますよね。
毒蝮 殺されるの覚悟でものを言ったり、街を歩いているわけでしょ。大久保利通なんか命を狙われながら政治をして暗殺されてしまった。今の政治家で命がけな人はいますか?
田原 今はいませんね。
毒蝮 我々も命がけではないけど、きょうはジジイとジジイで寿命をかけて喋りました(笑)

田原 いや、むしろ毒蝮さんと会って寿命が延びた(笑)
毒蝮 最後に田原さんの本「堂々と老いる」に、俺がひと言足しましょう。「堂々と老いる体にオイルをそそぎ、…今年は寅年なんで、色々トライをしてみたい!」、田原さんとこんなに喋れていいトライになりました。
田原 きょうは本当にたのしかった!
毒蝮 こちらもお会いできてよかったです!
田原 僕もね、毒蝮さんの本「たぬきババアとゴリおやじ(学研プラス)」を持ってきたのでサインしてくださいよ。
毒蝮 じゃあ、木村拓哉って書けばいいですか?(笑)
(田原総一朗・毒蝮三太夫 BLOGOS超老対談 了 )
(構成:松田健次 田野幸伸)



