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世界の中の日本の米作

コメは世界中で年間約4億8000万トン生産され、トウモロコシ、小麦に次ぐ生産量ですが、その割に貿易量が少ないのが特徴です。

各国のコメの生産量と消費量をみてみましょう。(単位:千トン)

    生産量     消費量
144,500 147,500 中国
104,800  98,097 インド
 35,760  38,500 インドネシア
 34,500  35,200 バングラデシュ
 28,074  22,100 ベトナム
 18,994  31,228 <アフリカ>
 18,750  11,700 タイ
 12,600  10,550 ミャンマー
 11,915  13,200 フィリピン
  8,465   7,900 ブラジル
  7,816   7,966 日本
  7,068   4,117 アメリカ
  6,900   2,800 パキスタン
  4,700   3,700 カンボジア

日本のコメの生産量や消費量は、他国と比べると、思ったよりも少ないなと感じる方が多いのではないでしょうか。

アジア各国の一人あたりのコメの消費量を比較して見ましょう。

237.5kg カンボジア
236.5kg ベトナム
218.6kg バングラデシュ
195.7kg ミャンマー
172.2kg タイ
 55.2kg 日本

日本のコメの一人あたり消費量は、アジア各国と比べて圧倒的に少ない現状がおわかりいただけるでしょう。

穀物ごとの貿易量を生産量に対する割合で見てみると、最も貿易率の大きい大豆は生産量の40%、小麦は23%、トウモロコシは14%となっていますが、コメの貿易率は9%しかありません。

世界の人口が増加するに伴って食糧需要も増加しています。

世界の穀物の期末在庫量は伸びています。

しかし、2008/2009年の世界の期末在庫量に占める中国の割合は29%でしたが、2019/2020年の期末在庫量に占める中国の割合は58%にまで増えています。

穀物の期末在庫量が増えた分のほとんどは中国の在庫量が増加したものです。

コロナの長期化による流通の混乱やサバクトビバッタの大量発生など、国際的な食糧確保の懸念は増加しています。

1965年度の日本では、カロリーの42%をコメから得ていましたが、2020年度にはそれが20%にまで低下しています。

日本の食糧安全保障を考えた時、国内の農業を維持していくだけでなく、いかに食料を輸入できる経済力を維持していくか、アメリカやカナダ、オーストラリアなどの友好国から、継続して輸入を続けていくかといったことを考えていかなければなりません。

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