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回し蹴りに自殺未遂「なんそれ!」ではすまされないZAZYの壮絶すぎる生い立ち

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母親が自殺未遂 睡眠薬を1瓶飲んで高速道路を運転

ZAZY:(親父が)めっちゃ厳しくて、バレンタインデーのときとかも、僕が初めてもらったチョコとか手紙を学生カバンに入れてるじゃないですか

屋敷:おお、青春やね

ZAZY:(親父が)「勉強してない。テストの結果を見る」ってカバンを勝手に開けられて、手紙とチョコレートが入ってるじゃないですか。「こんなんもらって色気づいてるから勉強せえへんのじゃ」って手紙破かれてチョコ食われたことあるんですよ

屋敷:チョコ食うんかい!

嶋佐そこは捨てるんじゃなくて食うんだ

屋敷:お母さんはどんな感じ?

ZAZY:「手えだけは出さんとって…」って感じなんですけど、ボコボコにするんで。

屋敷:ZAZY、兄弟は?

ZAZY:弟いるんすよ。僕は泣きながら勉強してあたんですけど、弟は190あって武闘派なんで、(父親と)殴り合いって感じですね

嶋佐:でも真面目なんだ

ZAZY:真面目だったと思います

おかんが一回発狂して。(親父が)あまりにも息子たちを殴るんで。

嶋佐:なるほど

ZAZY:一回、睡眠薬を1瓶飲んで、高速運転するっていう自殺未遂をしてるんです

屋敷:(突っ伏して静かに笑う)

嶋佐:…それはちょっとすごいな…

幸い、母親は無傷で病院に搬送されたそう。父子で病院までタクシーで向かう道すがら、父親から「お前が勉強せえへんから、おかん死にかけたやろ」と説教を受けたというZAZY。そんなこんながありながら、名門、智弁和歌山への進学を決めたZAZYだったが、まだまだ苦難は続くのであった。

智弁和歌山で登校拒否 暗闇で8時間ボーッとする日々

壮絶な家庭環境もあり、せっかく入った智弁和歌山時代にはしばらく登校拒否を経験したというZAZY。もちろん強権的な父親が登校拒否を許してくれるはずもなく、ZAZYは母親と協力し、父親にバレないように登校拒否をしばらく続けていたという。その“おとんにバレずに登校拒否”のエピソードがこれまた壮絶で…。

ZAZY:おとんは塾経営やから夕方まで家にずっとおるんですよ。で、おかんはおかんでパートしてるんですよね。どうするかっていったら(朝に)「行ってきま~す」って玄関を出て、塀みたいなのをよじ登って、庭にある物置に入って、あそこに一日おるっていうのをやってました

屋敷:えー? 飯も食わんと?

ZAZY:弁当はあるんで

屋敷:ああそうかそうか

嶋佐:だいぶ近くで…。もっと場所なかったの?

屋敷:(笑)

ZAZY:なんかそうしてましたね。

屋敷:そこぶらぶらしてて(近所の人に)目撃されてもよくないしな。それがどれぐらい続いた?

ZAZY:(期間は)半年ぐらいなんですけど、そのときは携帯も持ってないし、納屋みたいなところで真っ暗で懐中電灯を持っていって読書もできないので、ずっと8時間ぐらい暗い中でボーッとしてるっていうのもあったんです

屋敷:すごいな!

嶋佐:壮絶だな!

暗闇の中で何時間もボーッとする。そのときの異常な思春期が、今の芸風に影響を与えたのでは、と自己分析するZAZY。

ZAZY:そんときに、人と違う脳みそになったのかもしれないです。

屋敷:たしかに、そうじゃない? そんなことないもん。普通の高校生。引きこもりとかともちがうもん

ZAZY:ちがいますね

屋敷:山で育ったみたいなかんじ

ZAZY:誰ともしゃべってないですよ。なんもしてないです。ほんまに。昨日の夜観たウンナンさんとかダウンタウンさんとかを思い出すみたいな(笑)

屋敷頭の中で再放送

ZAZY:ゲームも、おとんは優しいときは優しんでテストでいい点を獲ったときゲームなんかめちゃくちゃ買ってくれるんですよ。

屋敷:買ってくれるんだ

ZAZY:でも、悪い点数とったりサボってたりしたらゲーム壊しよるんですよ

屋敷:ふははは

嶋佐:どっかにしまうとかでなく

ZAZY:バコーンって壊すんです。弟と僕でプレステ2、6台壊してるんです

屋敷:えええええええ

嶋佐:もったいねえ!

屋敷:また買ってくれるんや

ZAZY:でも偉いもんで、3台目ぐらいからもうRPGを買わなくなるんですよ(笑)

屋敷:ふははは なるほどね!

嶋佐:時間かかっちゃうもんね

ZAZY:その場でパッとできる格闘ゲームとかウイイレとか

突然のおとんの死

1浪の末に理科大に合格したZAZYだったが、思い描いていたキャンパスライフとのズレが感じたこともあり、大学を辞めてNSC入学を決意する。このころ、病気を患いかなり弱っていた父親は、「いずれ大学を卒業してくれるなら…」と休学を渋々了承。しかし、このときZAZYはもう大学を退学し、お笑いの道に完全に足を踏み入れていた。

ZAZY:NSCを卒業するぐらいのころに「ちょっとおとんがもう危ない。今夜が山かもしれん」っておかんが連絡もらったんですけど、「別に、いっか!」って同期とスマブラやってましたね

屋敷:ああ、そう…(笑) なるほどね…。

ZAZY:それで朝イチの電車でかえって、おとんがなくなったで、みたいな。おとんの最期の一言が「俊之、大学だけは卒業してくれよ」って

屋敷:うっわ…(笑)

嶋佐:最期まで教育親父で

屋敷:うわー!!!

ZAZY:だからZAZYになってるのどう思ってるんかなって思います

屋敷:普通、その(話の)入りやったら、どっかでおとんと認め合うみたいなところあるけど、もう亡くなっちゃったんだ…

ZAZY:葬式のときも葬儀屋さんが来てバタバタするじゃないですか? いろいろ決めて、「喪主さんどちらがされます? ご長男か、奥様か」って聞かれて、どちらも嫌やっていって、葬儀屋さんの前で喪主でじゃんけんしたんです(笑)

屋敷:でどっち勝ったん?

ZAZY:僕が勝っておかんが喪主をしました(笑)

息子が金髪ロン毛になったことを知らないまま死んだ父親

屋敷:これどこにも話してへんの?

ZAZY:どこにも話してないです。

嶋佐:(こんな話ここで発表して)これいいの?

屋敷:俺ら抱えきれます?

嶋佐:抱えきれないです

屋敷:(笑)すごい話や…

ZAZY:これを何かの形にしたいです。もっと細かいエピソードもいっぱいあります。

嶋佐:これは映画化まで見えましたね

屋敷:俺の観た映画って、最後やっぱ親父と仲直りしてる(笑)最期「大学だけは卒業してくれよ」って言って倒れて…(笑)

ZAZY:だめですか? 最後で主人公が金髪ロン毛になってフリップめくりだす

NY:(笑)

屋敷:なんそれ!って終わるな~

ZAZY:(笑)

偏った父親に苦しめられたものの、現在は亡くなった父親に対して、怒りや憎しみの気持ちはないというZAZY。

けれど、現在の彼の唯一無二の風貌、そして芸風はおそらく、父親から幼少期に過剰に期待されていた場所から最速最短で抜け出したいという気持ちが原動力になったのではないか。そう思わずにはいられない。

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