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美しい対局姿勢

 昨日、夕食後に動画サイトを覗いたところ、将棋の谷川浩司九段と深浦康市九段のライブ対局(順位戦B2)があったのでつい見てしまった。

 現在、将棋界は藤井聡太四冠という超天才が現れ、大いに盛り上がっており、私もかなり注目して藤井四冠の対局はかなり見ているが、どの棋士のファンかと問われれば、未だに谷川浩司九段のファンであると答えるだろう。

 谷川九段の対局姿勢は、とにかく美しい。

 姿勢はもちろんだが、所作にも澱みがないし、駒の動かし方も駒と将棋盤の絆を一手、一手深めていくように動かしていく。
 相手の駒を取る場合も、自分の駒台をきちんと整理し、取る予定の駒を置くスペースをきちんと作ってから相手の駒を取るので、駒台に手をやるとおそらく次に相手の駒を取るのだろうと予想がついたりもする。

 純粋な将棋の強さであれば、現時点の将棋界では藤井四冠が最強だろうが、対局の美しさという点においては、谷川九段の将棋は藤井四冠の将棋に勝っていると私は感じている。

 将棋の内容は、深浦九段がかなり押していたようだったが、1九の飛車を角で取った深浦九段の手が疑問手だったようで、谷川九段の逆転勝ちになったようだった。

 残念ながら全盛期の強さを発揮する機会が減り、映像で見られることが少なくなってきた谷川九段ではあるが、昨日の勝利で四連勝と調子を上げつつあるようにも見える。

 谷川九段のさらなるご活躍を願いつつ、美しい将棋の対局所作を御覧になりたいのであれば、谷川九段の将棋を是非見て頂きたいと、切に思うのである。

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