記事

TPPーー戦略的な交渉になっているか

昨日に続いてTPPの自動車問題について。

問題の構図は昨日書いた通りです。

私は昨年この問題の担当政務官だった時、米国がこのような要求をしてくるだろうな、ということが予想されていたので、戦略的には、自動車関税撤廃の年限延長を受け入れるのであれば、それと取引しながら農産物に関する日本の関税撤廃の例外措置を勝ち取るというシナリオを描いていました。

しかるに安倍政権においては、農業を守るという面においては、既に「聖域なき関税撤廃ではないことを確認した」と言っているので、これ以上譲歩を引き出す立場にはありません。

一方自動車においては、交渉参加前に関税撤廃年限延長という日本側の譲歩を迫られる可能性があるわけです。

自動車という交渉カードを使って農業を守るという戦略的な交渉構図にはすでになっていません。

経緯を知っている私の目からは稚拙な交渉手法に見えます。

あわせて読みたい

「TPP」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    NHK受信料「義務化」は時代錯誤

    大関暁夫

  2. 2

    菅首相に見る本読まない人の特徴

    山内康一

  3. 3

    パワハラ原因?オスカー崩壊危機

    渡邉裕二

  4. 4

    伊藤容疑者 事務所破産の可能性

    SmartFLASH

  5. 5

    感染防ぐ日本人 生活習慣にカギ

    中村ゆきつぐ

  6. 6

    公選法に抵触 毎日新聞の終わり

    青山まさゆき

  7. 7

    任命拒否めぐる菅首相の迷走ぶり

    大串博志

  8. 8

    8割が遭遇する中年の危機に注意

    NEWSポストセブン

  9. 9

    誤報も主張曲げぬ毎日新聞に呆れ

    木走正水(きばしりまさみず)

  10. 10

    河野大臣 コロナ重症化率を解説

    河野太郎

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。