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なぜ日本人は韓流ドラマにハマるのか

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Netflixで人気のドラマ「イカゲーム」の警備員に扮した「トリノコミックス」フェアに参加するコスプレイヤー(2021年12月11日、イタリアのトリノ) 出典:Photo by Diego Puletto/Getty Images

澁谷司(アジア太平洋交流学会会長)

【まとめ】

・現在日本では「第4次韓流ブーム」であり、特にドラマが人気である。

・長尺ゆえに精緻な台本の作りこみや、見た目・演技にこだわり役者を起用していることが人気の理由。

・国内市場の小さい韓国では、海外でも通用するドラマを製作し、“ソフトパワー”の韓流文化を世界に売り出そうとしている。

現在、我が国では「第4次韓流ブーム」が巻き起こっている。韓流ドラマは「韓流1.0」、K-POPは「韓流2.0」、韓国文化全般は「韓流3.0」と呼ばれる。

最近、特に、韓流ドラマの人気が高い。例えば、ヒョンビン主演『愛の不時着』(2019年〜2020年)やパク・ソジュン主演『梨泰院クラス』(2020年)などである。

▲写真 「愛の不時着」主演ヒョンビン オメガスピードマスターアポロ11月面着陸50周年記念イベントにて(2019年9月9日に韓国のソウルで) 出典:Photo by Han Myung-Gu/WireImage

かつて、日本のドラマがしばしば韓国でリメイクされていた(例:ク・ヘソン主演『花より男子』<2009年>)。しかし、近年では、逆に、韓国のドラマが日本でリメイクされるケースも少なくない。(株)vivianeが、昨2021年8月30日〜9月1日にかけて、ドラマ好きの全国10代〜60代の男女300名を対象に「韓ドラをリメイクして成功したと思う作品は?」というWebアンケートを行った。

その結果、第1位は、2011年、瀧本美織主演『美男<イケメン>ですね』(チャン・グンソク主演の同名作品<2009年>のリメイク)、第2位は、2018年、山﨑賢人主演『グッド・ドクター』(チュオン主演の同名作品<2013年>のリメイク)、第3位は、2021年、大蔵忠義主演『知ってるワイフ』(チソン主演の同名作品<2018年>のリメイク)。

さて、ここで、なぜ日本人が韓流ドラマにハマるのかを考えてみよう。

一般的に、映画やドラマは①脚本(ストーリー)、②俳優、③演出、が三本柱となる。ただ、多くの視聴者には③の演出部分は見えにくい。そこで、①脚本、②俳優、及び⓪“ドラマ形式”から韓流ドラマの魅力について述べてみたい。

まず、⓪“ドラマ形式”だが、韓国では、普通、ドラマは週2ペースで放映される(〔月・火〕〔水・木〕〔土・日〕等)。韓国人は大変なドラマ好きである。そこで、地上波(KBS、MBS、SBS)とケーブルテレビがドラマ部門で熾烈な視聴率争いをしている。

日本のドラマは、ほとんどが1クール(春夏秋冬の1シーズン)8話~11話(1話50分前後)で出来上がっている(かつてNHKの大河ドラマ1話45分、年間50話だったが、近年は30話程度へと短くなってきた)。

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