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ウゴ・チャベス大統領の死が世界の石油関係者や石油関連の投資家にとって重要な理由

ウゴ・チャベス大統領が死にました。憲法の規定通りに今後の政治が執り行われるのであれば、30日以内に選挙を実施する必要があります。

ウゴ・チャベスの後任と言われているニコラス・マドゥロ副大統領が野党のエンリケ・カプリレス候補と一騎打ちするというシナリオが考えられます。

ベネズエラは石油の確認埋蔵量で世界最大です。しかし下のグラフにあるように「ベネズエラにどえらい石油があるぞ!」ということが正式に認知されたのは、比較的最近のことです。

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これはオリノコ地域にある「エクストラ・ヘビー」と呼ばれる莫大な油田を確認埋蔵量に算入したことによります。(グラフが不自然に跳ね上がっている点に注目してください)

上のグラフで、もうひとつ確認埋蔵量が急増している国があります。それはカナダです。同国の場合はオイルサンドを確認埋蔵量に算入したので埋蔵量が急増したのです。

一方、なるほど埋蔵量は増えているけど、毎年の生産高の推移を見ると、ベネズエラ(赤)は逆に1998年あたりを境としてジリ貧になっています。1998年はチャベスが大統領に就任した年です。

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上のグラフは見にくいので、ベネズエラだけを抽出すると、下のようになります。

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チャベス大統領はベネズエラの国営石油会社、PDVSAから上がる石油売却代金をどんどんバラマキ政治のために使ってしまいました。このため本業への再投資がおろそかになり、生産が細ったというわけです。

オリノコ地域にある「エクストラ・ヘビー」の油田を開発するには精製装置を含めた包括的な先行投資が必要です。若し、チェベスなきあとベネズエラが欧米にフレンドリーな政治に戻ってゆくならば、オイルメジャーなどがベネズエラに食指を動かすでしょう。その半面、ニコラス・マドゥロがチェベス流の政治を継承し、同じような政策を続けるのなら、ベネズエラは現状維持、そしてゆくゆくは中国からの強い影響下に置かれるというシナリオが順当のような気がします。

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