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- 2021年12月29日 12:42 (配信日時 12月29日 05:25)
NTTドコモが10月14日に発生した通信障害に関する総務省の行政指導に対して報告書を提出!再発防止策や障害周知方法の見直しとともに業界への情報共有も
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NTTどこも、2021年10月14日の通信サービス障害の行政指導に対する報告書を提出!
NTTドコモは28日、同社の携帯電話サービスにおいて2021年10月14~15日に発生した音声通話およびデータ通信が利用できないまたは利用しづらい通信障害に関して総務省へ2021年12月27日(月)に報告書を提出したと発表しています。総務省では同通信障害に対して電気通信事故に関する適切な対応について2021年11月26日付で指導を行っていました。
同社ではすでにこの通信障害に関して説明会を開催し、影響利用者数は音声通話が約460万人、データ通信が830万人以上になることを明らかにし、再発防止策も案内していましたが、改めて総務省に「電気通信事故に関する適切な対応について(報告)」を提出しました。報告書の要旨は http://ngt.idc.nttdocomo.co.jp/20211228_00.pdf より確認できます。
これを受けて総務省は28日、NTTドコモが提出した報告書の概要を公表し、さらに他の携帯電話事業者(KDDIおよびソフトバンク、楽天モバイル)に対して実施した緊急点検の結果についても併せて公表したとお知らせしています。同省では緊急点検について3社ともにNTTドコモが講ずる再発防止策と同等の措置が講じられている、または検討中であることを確認したということです。
NTTドコモでは今回の通信障害に対して通信設備の工事における事前準備の徹底や障害発生時の影響を抑える措置の導入、利用者へのお知らせ方法の見直しなどを進めるとともに業界全体への情報共有を実施しており、これらの取り組みを通じて再発防止と改善を図っていくということです。
<指導事項1:原因となったIoTサービスについて>
(1)旧設備で実際に提供されているIoTサービスが新設備で正常に動作することの確認
○仕様考慮不足によるソフトウェア不具合への対策
・10月14日の切替工事にて切り戻し事由となったソフトウェア不具合については新設備(位置情報サーバー)のソフトウェアを更新(海外ローミング信号への対処)することで旧設備と新設備の仕様 差分の改善を図る
2021年11月ソフトウェア開発完了、2021年12月ソフトウェア更新完了
・さらに新設備と旧設備の仕様等を比較して差分の抽出を行った結果、仕様差分を発見した。仕様差分については新設備(位置情報サーバー)のソフトウェアを更新して仕様差分の改善を図る。
2021年12月ソフトウェア開発完了予定、令和4年1月ソフトウェア更新予定
○ソフトウェア不具合対処後の正常動作確認
・旧設備にて提供されていたサービスの正常性確認試験を新設備にて実施する事で切替工事での不具合再発防止を図る。ローミングアウトの試験においては机上確認と遠隔での試験ツールによる 網羅的な実呼試験を行い切替工事での不具合再発防止を図る。
令和4年3月完了予定
(2)切替工事の業務委託先との間で作成される切り戻しの作業手順等の確認
○業務委託先との認識齟齬への対策
・NTTドコモと業務委託先は当該通信事故の原因となった切替工事手順内容を再度整理した上で、手順内容および役割分担を明確化して双方で合意した手順内容について当社手順書に反映することで 合意した。また反映された当社手順書については双方の工事責任者において相互に認識について齟齬がないことを確認し、認識齟齬による事故の再発防止を図る。
2021年12月双方の工事責任者にて手順内容や手順書への反映について合意、同社手順書について双方の工事責任者において令和4年3月確認予定
・次回切替工事に向けて従来から実施している切替手順内容や当日の社内体制等の最終確認に加え、切替手順と切り戻し手順について新たに作成したチェックシートを用いて最終確認を行う 事で再発防止を図る。
令和4年4月完了予定
<指導事項2:メンテナンスのサービスへの影響評価と事前準備の徹底について>
(1)電気通信設備の切替工事を実施する際には新旧設備の仕様、不具合発生時の携帯電話サービスを含む貴社の提供するサービスへの影響に関する事前評価を実施して事前の準備を徹底
○不具合発生時の利用者影響極小化に向けた対策
・電気通信設備の切替工事において手順書に記載ない事象が発生した際に切り戻しの判断を行う『最終判断時刻(事象解析時間・切り戻し時間等を踏まえた時刻)』を設定するプロセスへ変更して工事実施前のチェックシートに盛り込む。
・上段の『最終判断時刻』を設定するプロセスに加え、利用者申告の多発など、利用者影響が発生した場合は即座に切り戻すことをルール化する。
・切替工事中に発生する可能性がある警告信号やトラフィック変動をあらかじめ明確化し切替手順書に反映して影響極小化に努める。上記3点の変更は、社内会議にて周知し水平展開を実施する。
2021年10月完了
○新旧設備の仕様考慮不足への対策
・NTTドコモにて電気通信設備の切替工事を実施する際には旧設備と新設備との仕様差分を網羅的に確認するプロセスへ変更して不具合発生の防止を図る。プロセス変更は社内会議にて水平展開を実施する。






