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  • ヒロ
  • 2021年12月26日 10:23

10年後の紅白歌合戦

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NHK紅白歌合戦は1951年に始まったギネス入りする長寿番組です。視聴率は8割を超えた時代もありますが、現在でも4割前後となるお化け番組で国民にとって大みそかの風物詩とされます。それゆえにNHKも趣向を凝らした番組作りに励んでいますが、若い人は裏番組とされる民法に流れたり、そもそもテレビを見る層が減っている中でもう少し議論を進めてもいいこともありそうです。

まず、視聴率。これは確かに番組の人気のバロメーターでありますが、その算出方法はビデオリサーチ社が選んだ10700世帯の視聴状況をベースに計算されます。つまり日本全国で誰がテレビを見ているかという算出はなく、サンプルとして選ばれているこの特定の世帯の動向であると考えると必ずしも日本を代表する大みそかの風物詩かどうかは傾向は分かっても切り口によっては見え方も違ってきます。

視聴率はこの10700世帯がまずテレビをつけているかどうかがポイントで仮に1000世帯しかつけていなければそもそもテレビそのものの視聴率は10%しかないことになり、この10%について番組ごとにどれを見たか、と分け合う仕組みです。よって紅白が40%の視聴率だということは1万人の調査世帯のうち4000世帯が見ていたという計算です。

ただ、この調査はテレビをつけているかどうかの判断であり、それに見入っていたかどうかは別の問題です。ご承知の通り紅白の放送時間は午後7時半から11時45分と4時間15分もあります。人間が集中できる時間は概ね2時間がMAXです。多くのスポーツや映画が2時間程度で終わるようになっているのはそれ以上になると集中力を欠くのです。大学の講義が90分、学校の授業は45分といった具合になっているのは全て集中力の維持が前提になっています。

それゆえ、紅白も二部制になっているのですが、そもそもそんな長時間も番組時間を引っ張れば当然、ずっと見入っている人は少ないわけで4時間強の番組のうち、自分の見たいところだけを抽出視聴しているのではないかと思います。好みがばらける老若男女を満足させるためには苦肉の策ともいえますが、正直、紅白ありきという守りの姿勢がありありと見えてきます。

次の問題は「紅白」=「男女」の「歌」を介した「合戦」という視点です。いわゆる今流行のジェンダー問題を考えると今更男女という区別が恐ろしく時代遅れでこれは明らかに話題になるべき事象なのですが、なぜかその声は表立って出てこないのです。どこかで政治的な力が働いているのか、紅白は男女の戦いではないとしているか、であります。

NHKも工夫をしており、今年から紅組司会、白組司会という呼称はなくなり、「司会」だけになります。これはNHKがジェンダー配慮をしたものとされます。ただ、ご承知の通り、番組の最後には勝敗を決めるので男女の合戦は変わりません。では男女混成のグループならどうするか、基本はリードボーカルの性別次第という決め方をしていますが、デュエットは基本紅組、混成グループはその時々の雰囲気で同じグループが赤ででたり白で出たりする時もあります。まぁ、苦労しているというか無理やり決めごとの枠にはめているという気がします。

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