記事
  • ヒロ
  • 2021年12月16日 11:26

2022年経済は混とん、利上げ機運は本当に生まれるか?

1/2
アメリカの中央銀行に当たるFRBは量的緩和の終了を加速し、22年度に3度の利上げを見込みました。市場は量的緩和の加速度的終了は既に織り込み済みで、22年度の利上げのフォワードガイダンスをかなり気に留めていました。ほぼ想定通りのシナリオになり、安堵感が生まれています。パウエル議長は現在のインフレが一時的という表現を撤回し、抑制には時間がかかると考えています。さて、本当にそれほどアメリカ経済、あるいは世界経済はイケイケドンドンなのでしょうか?

経済には肌感覚というのがあります。これは商売をしている人は客の表情、お金の使い方、売れる商品、冷やかし客でもいつ頃買う気があるのかは表情や商品を吟味する姿勢でわかるものです。あるいは一般人でも街を歩いていてどんな店が混んでいるのだろう、どんなところにお金を使っているのだろうという感性でみると色々見えてくるものです。

ところが中央銀行や政府中枢の方々はそういう肌感覚は持ち合わせていません。統計から上がってくる数字や客観的事実が全てなのです。一部は聞き取り調査もあるとは思いますが、割と見落とすことも当然出てきます。では私が思う肌感覚はどうなのか、といえば「混とん」です。今、人々が消費しているマネーは腰が入ったマネーには見えないのです。表層雪崩のようなものでどどっと客が来て売り上げが伸びているが、とても薄っぺらな奥行きで実は不安一杯で大きなものには手を出しにくい、そんな消費具合なのです。

そもそも論として2年間コロナで苦しんだのになぜ、そんなに景気が良くなるのでしょうか?イノベーティブなことがあり、経済のエンジンがフル回転し、トリクルダウンが起きているようなそんな状況ではなく、単に滞っていた消費や会食がキャッチアップしている状態なのです。

例えばつい1−2か月前まで大騒ぎをしていた貨物船輸送ですが、大きく解消です。ロス港は待機船が半減しています。私が来週取りに行く船便貨物もシアトルタコマ港を過去最速に近い3日で出てバンクーバーに入港しています。以前の2週間からはるかに良化しています。物流業界は当面厳しいと言い続けますが、たぶん、春には正常化に向かうとみています。物価上昇起因の一つである物流が正常化するのはインフレ鎮静化には極めてありがたい話です。

あわせて読みたい

「世界経済」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。