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連合芳野友子会長の反共一本槍の姿勢はもはや政策という次元でない

最近、連合の芳野友子会長が立憲民主党に対し、執拗に共産党との選挙協力をするなということを発信しています。

 枝野前代表が閣外協力合意を結んだことがよほど気に入らなかったのでしょうが、その姿勢はあまりに異様です。

 実際にそこに政策という概念は存在しません。

 この米山さんのツイートが正鵠を射ています。


 素晴らしい。

 どう考えても小選挙区では立憲民主党の少なくない議員が共産党との候補者調整で当選しているのであって、その候補者一本化の合意を否定するなんてあり得ない話です。

 もちろん、閣外協力という形での合意が良いのか、その選挙協力の態様にはいろいろとあり方があるので、そこはもっとも合理的な態様を検討すべきではあるのですが、連合吉野会長の姿勢はとにかく共産党を排除しかないから問題なのです。

 神津会長の後任の会長選出の際も一悶着ありました。当初、有力視されていた候補は共産党との連携を担ってきたという「実績」があったため、出身単産が反共を優先した結果、頓挫。そこに登場してきたのが反共一本槍の芳野友子氏でした。旧同盟系の意向だけを実現するために担がれたのですから、「反共」しか言うことがないわけです。

2021年11月6日撮影

反共発言を繰り返す芳野友子・連合会長は「与党が仕掛けたトロイの木馬」 ネットに呆れる声」(日刊ゲンダイ2021年11月29日)

 この記事でも指摘されているように連合(旧同盟系)の組合員は元々、自民党支持が多数なわけで、立憲民主党だから投票できないという層ではありません。

 日本社会は、企業社会の中で従業員を囲うというやり方で欧州とは異なる「福祉」を実現してきました。要は企業内の勝ち組の「福祉」でしかないのですが、企業が「福祉」を保障する代わりに社員は企業に忠誠を尽くすという封建社会のような関係をもって成り立たせてきました。最初から「福祉」を政治に求めはいないので、立憲民主党や共産党のような政党の支持層はあり得なかったわけです。

 先般、総選挙前には連合は自民党にもすり寄っていましたが、旧同盟系の存在意義からすればそれこそが必然の結末でした。決して自民党は対抗する相手ではなかったわけです。

 上記ツイートの米山さんの③の問い(野党が大敗した場合の政策の実現方法)には連合はこう答えることになります。

 自民党と「協力」し合う。

 法人税減税、消費税増税によって企業の負担を減らし、それを傘下の従業員の福祉に充ることによって「福祉」を実現する。

 連合は中小零細の労働者の味方ではありません。連合芳野会長は、その姿勢を露骨に示してくれました。
連合中央芳野友子会長の反共産の時代遅れと反労働者性 甘利明幹事長(当時)の落選にみる

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