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月刊楽天koboちゃん 2013年03月号 -多角化に乗り出す-

月一連載の楽天koboちゃん、そろそろ話題にも上らなくなってきた感があるが、あきらめたらそこで試合終了だよ。気を取り直して今月の結果を見てみよう。

コンテンツ数120,000コボ突破

2013年2月28日時点の日本語書籍数は122,737コボ。12月末のコミットメント200,000コボには未だ80,000コボほど足りない。一体いつになったら200,000コボに達成するのか?

それではその内訳を見てみよう。

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  • 日本語コンテンツ総数122,737コボ(前月比105%)
  • 青空文庫を含む無料コンテンツが20,152コボ(前月比102%)
  • 楽譜が30,016コボ(前月比101%)
  • 復刻版古書が3,767コボ(前月比103%)
  • 画像1枚だけからなるバーチャルアートが2,197コボ(前月比103%)
  • パブーの有償コンテンツ(バーチャルアート除く)が3,972コボ(前月比101%)
  • 残りは62,633コボ(前月比105%)

順調にコンテンツ数は増えてはいるが、このままのペースだと20万コボに到達するのは来年になってしまいそうなので一層の奮起を期待したい。



バレンタインギフトにいかが?

本業で話題がないのであれば、何か施策をして話題を作らねばユーザに忘れられてしまう。今月はkoboの多角化の取り組みが目立った月だった。裏を返せばそれぐらいしか話題がなかったとも言えるが。

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「大好きなキモチを伝えながら私好みの彼に仕上げるチャンス!?」――Koboは1月31日、電子書籍端末「kobo glo」と、自己啓発書などの電子書籍を1冊セットにしたギフトセット「愛の処方箋」を発売した。もう、画面を見るだけでお腹いっぱいである。

好みの男性のタイプは、「筋肉男子」「グルメン」「もーれつリーマン」「読メン」「ワイルド男子」から選択可能で、それぞれにあったコンテンツがついてくる。それを読んだ相手が「素敵なイケメンに変身しちゃうかも!」ということだが、一体全国で何セット売れたのか、是非販売数を知りたいところだ。また、実際に変身した例があれば是非写真を添えて紹介して頂きたい。

立命館宇治中学校・高等学校にkobo touchを導入

楽天は2月15日、立命館宇治中学校・高等学校にkobo touch約1,600台を導入したことを発表した。全生徒を対象に1人1台kobo touchを配布し、在学中は自由に利用することができるという。同校では、主に朝の読書の時間に利用するほか、授業での利用も検討するようだ。koboストアでは立命館宇治中高向けの特集を用意し、学校推薦のコンテンツを紹介するようだが、基本的には素の電子書籍端末であり、電子教科書的な仕掛けが入っているわけではない。

建前としては教育効果などが期待されているわけだが、本音を言えば楽天としては、余っているkobo touchを寄贈しても1冊でもコンテンツを買ってくれれば良いという考えなのだろう。端末を配る体力さえあれば、未来のユーザを捕まえるという意味で、中学・高校に端末を配布するという手は良い戦略かもしれない。一旦電子書籍ストアを選択すると、そのライブラリを無駄にしたくはないので、他の電子書籍ストアに移るのはそれなりのコストがかかるからだ。うまくいけば、彼ら彼女らは学校を卒業した後も末永くkoboストアから本を購入してくれるかもしれない。

本とeBookの公園さんは「Koboが復権するためのたった一つの道」と題して、koboが電子図書館サービス端末としての未来があるのではないかという考察を行なっている。商業本はKindle1強がほぼ見えている現状において、そうした方向性を模索するのも一つの戦略だろう。

見直す動きも?

うさみのりやさんは「バカにしまくってたkoboが意外に使い易くてマジびっくり ~電子書籍専用端末って意外に良いかも~」というエントリで、意外にkoboが使いやすいことに気づいた、と驚きをもって紹介されている。バカにしまくっていると引用されている記事はどこかで見たような気がするが、まあ、それはおいておいて、良い点として、ハードウェアがしっかり作られている、コミックが充実している、といったことを挙げられている。

ハードウェアとしては当初より評価する声が高かったし、当初はひどかったサービスも改善が重ねられ、またコンテンツ数も徐々に増加してきたのは確かだ。また、koboはコンテンツを売るために積極的なディスカウントを定常的に行なっており、たとえば、楽天koboイーブックストアで使えるクーポン一覧では、koboストアで利用可能な35%offから20%offまでのクーポンを一覧で紹介している。特に洋書などは、Kindleと比較すればkoboのほうが安く手に入ることもあり、使い方によってはkoboという選択肢を排除すべきでは無いかもしれない。

今はまだこのような動きは主流とは言いがたく、世間のほとんどの人の関心はKindleに奪われていて、koboなど見向きもされていない、というのが正直な評価だろう。koboがこのまま忘れ去られていくのか、あるいは,どこかで生き残る道を見出すのか、今しばらくは付き合ってみたい。

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