記事

【モール】、深刻なサンタ不足!コロナ禍でサンタ500人が死去も多様性が進みDX盛況?

■小さい子供をもつ多くの家族にとって昨年のクリスマスでは悲しい現実を見なければならなかった。年末モールの風物詩、サンタクロースとの記念撮影だ。

年末商戦となるこの時期、アメリカにあるほぼ全てのモール(エンクローズ型ショッピングセンター)で毎年、サンタクロースとの撮影会が催される。

赤いじゅうたんにクリスマスツリーや暖炉、そして大きな椅子に座ったサンタクロースと一緒にポートレートを撮る有料の撮影会だ。

この写真をおじいちゃんやおばあちゃんに送ったり、会社や家に飾ったりするための記念撮影だ。多くの家庭では毎年、わが子の成長を祝い、サンタクロースと写真を撮る人も少なくないのだ。

グローバル・データのよると2019年は1,000万以上の家族が巨大なセットをバックにサンタさんとの撮影を行った。

撮影イベントはショッピングセンターにとってドル箱でもある。撮影にやってきた家族の73%がモール内のショップで買い物したり、レストランで食事をして支出していたからだ。

それ以上に多くの家族にとっては毎年の行事にしているので、やらないところはない恒例イベントになっていた。

コロナ禍では前代未聞の撮影会となってしまった。撮影前の体温チェックが義務化され、子供ばかりかサンタクロースもマスク着用で撮影することになった。

地域によってはマスクなしでも、透明のアクリル板をサンタさんの間に挟むことになった。ソーシャルディスタンシングでサンタクロースと距離をあけ撮影しなければならないところも。

マスクやフェイスシールドしたサンタさんは異質だ。仕切り板のあるセットに多くの家族は抵抗を感じていた。

ソリの前に子供を乗せ、後ろにサンタがのり、なんとか6フィート(1.8メートル)の距離を開けるため巨大なソリを設置したところもあった。

フォトショップを使ってあたかも近距離にサンタがいるようにフェイク画像に仕立てるところもあったのだ。バーチャルな撮影会となったところもあっただろう。

しかし今年は違う。ワクチン接種を済ませた多くの家庭がサンタさんとの撮影会を心待ちにしている。

昨年は色々と制約が厳しかった上に、撮影会自体が中止されたところもあった。子供の気持ちを考えながらも親のほうが泣く泣くキャンセルした家庭も少なくなかった。

昨年から溜まったサンタ撮影会の欲求が今年、これまで以上に大きくなっているという。一部にコロナ前に比べても120%の需要高となっているのだ。

一方、モール側は困った問題に直面している。サンタさんがいないのだ。

サンタクロースの派遣を行っているハイヤーサンタ・コム(HireSanta.com)によるとサンタさんが15%も足りないという。

創業者のミッチ・アレン氏は「過去1年間で約700人のサンタさんが亡くなりました。そのうち300〜500人がコロナによるものだと見ています」と話している。

サンタクロース組合の「本物の髭を持つ国際サンタ組合(International Brotherhood of Real Bearded Santas)」でも50人以上のサンタをコロナ感染で亡くしたのだ。

サンタクロースは一般的に高齢で太っている。サンタさんらしく見える年齢や身体的な特徴がコロナ重症化のリスク要因になっているのだ。

糖尿病であったり、心臓病を患っていたり、様々な持病を抱えていたりする。サンタになるだけの外交的な性格も災いして、感染したりしていたのだ。

感染をまぬがれたサンタさんも感染を恐れて、ワクチンを打っていない子どもたちとの接触を避けようとする人も少なくない。

特に小さな子どもとの撮影会では何かと神経を使うことでシニアの疲れも大きくなる。健康的な高齢者でも蓄積した疲労でウイルスに対して脆弱的になるからだ。

コロラド州デンバーにある「サンタクロース・プロスクール(Professional Santa Claus School)」は組織や団体へのサンタ派遣を行っているが、リクエストの電話が鳴り止まないのだ。

したがって、なり手の少ないサンタさんの賃金が最大化している。カリフォルニア州では昨年に比べて時給が50ドルも暴騰し、サンタさんの時給が300ドルにもなっているのだ。

当然、撮影会の価格も値上げされることで、インフレとなる。昨年は撮影できなかった家族もいて、価格を上げたところで需要がそれほど収まることはない。

女性やマイノリティがサンタに抜擢され、結果的にサンタのダイバーシティが進むことになりそうだ。

トップ画像:コロナ対策もありアメリカでは昨年からバーチャル・サンタが盛況だ。うまくやれば日本でも流行る。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アメリカでは昨年からバーチャルサンタが盛況です。といってもZoomなどを使った、子どもたちとのビデオチャット(もしくは録画メッセージ)です。これは日本でも大きなビジネスになりそうです。スマホアプリを介して外国にいるサンタさんが日本語で「ホッホッホー、○○ちゃん、元気ですか?」と話してくれるのです。チャットなら好きな食べ物などを質問しながらプレゼントまで聞いて最後に「プレゼントを楽しみにしてくださいね」と言ってくれるのです。5歳ぐらいの子供だったらサンタさんと生で話ができて、びっくりでしょう。

子供によっては驚き過ぎて固まってしまうかもしれません。プレゼントを枕元に置いておくだけでなく、その何日か前にリアルなサンタさんと話してもらってプレゼントの伏線を張っておくのです。これでクリスマスまでワクワクです。で、当日の朝、プレゼントを見つけて「サンタさんがキターーー!!!」と大喜びでしょう。「来年もサンタさんに来てもらえるようにイイ子でいようね」て親も言えますね。

で、気をつけたいのはチャットするサンタさんの背景。暖炉にクリスマスツリーにプレゼントの箱とか。で、サンタさんのお家はノースポールにあるので静かです。パトカーや救急車のサイレン音が聞こえてこないサンタさんにしたいですね。

あわせて読みたい

「クリスマス」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    ひろゆき氏「絶対失敗しかない」石原伸晃氏の参与任命は“岸田政権の罠”と大胆推測

    ABEMA TIMES

    12月05日 16:59

  2. 2

    10万円のウイスキーは1万円のワインより実は割安

    内藤忍

    12月05日 11:16

  3. 3

    群馬・太田市の工場でクラスター発生 従業員計42人が感染

    ABEMA TIMES

    12月05日 16:50

  4. 4

    落選の石原伸晃氏、内閣官房参与就任の問題点。参与も国会チェックの範疇に入れるべき

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    12月05日 09:49

  5. 5

    「女性天皇になるか主婦になるか」引き裂かれ続けた愛子さまの20年

    PRESIDENT Online

    12月05日 13:41

  6. 6

    愛子さま 学業の傍ら蚕飼育10年以上「日本の伝統」守る決意

    女性自身

    12月05日 13:50

  7. 7

    ゼロリスク、ゼロコロナ追求で失う重大な勝因

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

    12月05日 12:07

  8. 8

    海外から中国に移送される台湾人――犯罪人引渡し条約の政治利用とは

    六辻彰二/MUTSUJI Shoji

    12月05日 17:55

  9. 9

    世界で最も幸せなはずのフィンランドで、暗くて重苦しいヘヴィメタが流行るワケ

    PRESIDENT Online

    12月05日 12:34

  10. 10

    ワクチン検査パッケージ オミクロン株には効果なし? 検査陰性の罠

    中村ゆきつぐ

    12月05日 09:55

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。