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【ウォルマート】、「ポツンと一軒家」に最短30分宅配!社会貢献を目的としたサービス?


■注文から15分以内と驚異的なスピードで配達する「超速宅配」がニューヨーク・マンハッタンで拡大している。

スタートアップのウルトラファスト宅配は人口が密集する大都会で配達員が電動自転車を使ってダークストアから利用者宅やオフィスに届けるのだ。

一方、チェーンストア最大手のウォルマートは「ポツンと一軒家」のような人が住んでいない地方で注文から最短30分の超速宅配を開始した。

ウォルマートは18日、ドローン開発のジップライン(Zipline)と提携した自律飛行機によるオンデマンド宅配をローンチしたのだ。

従来型の回転翼のドローンより悪天候に強く宅配時間も短くなるモーターグライダーを用いることで、アクセスが難しい田舎や被災地での超速空輸を進めていく。

ドローン宅配用ハブ空港が設置された場所は、本社所在地のアーカンソー州ベントンビルから車で北東に20分弱のところにあるピー・リッジ地区のウォルマート・ネイバーフッドマーケット(240 Slack St. Pea Ridge AR 72751)。

店舗よりも高い25フィート(約7.5メートル)に設置されたローンチパッドからジップラインの宅配機が飛び立つデザインだ。

この宅配機は翼が3.4メートルとなるグライダーのような飛行機で、機体上部にあるプロペラを動力源にする。また安全性を確保するため補助のプロペラも搭載している。

ジップラインの超速宅配では飛行速度が時速80マイル(約128km)にも達するのだ。ただし運べる重量は4ポンド(約1.8kg)までとなっている。

翼が回転し続け一定の場に留まることができる回転翼ドローンと異なり、固定翼のジップライン・ドローン宅配では、空中で停止する「ホバリング」が不可となっている。

そのため、注文品はドローンの機体の底部のハッチが開いて、パラシュート投下される仕組みとなる。

ジップラインによると投下による目標精度は「駐車スペース2台分」としている。つまり大都市や郊外より、地方や田舎での展開を目指しているのだ。

ジップライン宅配機は滑走し離陸するだけの推進力をもたないため発射台となるローンチパッドが不可欠なのだ。したがって7メートル以上のハブの上にローンチパッドを設置する必要がある。

宅配機の着陸は、日本ではパチンコとして知られるスリングショットのようなカタチでドローンを捕らえる。2つのタワーにケーブルを張り、尾翼の下にあるフックにケーブルを引っ掛けるのだ。

緊急時の着陸では、グライダーからパラシュートが開いて着陸させることになる。パラシュートランディングで機体が損傷を受けることを考慮したフラジャイルデザインを採用し、機体の多くが発泡スチロールなど容易に取り替えることが可能な安価なパーツで占められているのだ。

 超速空輸の利用の仕方はジップラインのアプリから注文することになる。ウォルマートのスタッフが店内で注文品をピッキングし、生分解性プラスチック・パラシュートが付いたパッケージに入れて梱包する。

これをジップラインのスタッフに渡して、ドローンの腹部にセットし、発射台からローンチするのだ。

対象商品は市販薬やバンドエイドなどヘルス&ウエルネス。対象となる利用者もウォルマート・ネイバーフッドマーケット・ピーリッジ店から50マイル(約80キロメートル)圏内の住民に限定されている。

ローンチパッドから最短90秒間隔で発射できるため、1日に数百回のドローン宅配が可能になるとしている。

 ジップライン宅配では、トラックのトレイラーに発射台を載せ、アクセスが難しい被災地への支援での展開も考えているようだ。

トップ動画:ウォルマートとジップラインの自律ドローン宅配はCBSの朝のニュースでも取り上げられた。「3、2、1」と掛け声とともに発射されるグライダー型ドローンはサンダーバードのようでかっこいい。着陸はパチンコのように2つのタワーにケーブルを張り、尾翼下のフックに引っ掛ける仕組みだ(動画では2:38から見れる)。

従来型の回転翼のドローンより悪天候に強く宅配時間も短くなるモーターグライダーを用いることで、アクセスが難しい田舎や被災地での超速空輸を進めていく。一方、ジップライン宅配機は滑走し離陸するだけの推進力をもたないため発射台となるローンチパッドが不可欠となる。したがって7メートル以上のハブの上にローンチパッドを設置する必要もあるのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。テストとはいえ、とうとうウォルマートがドローンでの商業宅配を開始しました。ここのところウォルマートによる宅配にイノベーション導入のニュースが盛んです。今月8日にウォルマートは完全自動運転トラックを使ったネットスーパー用の配送を行うことを発表しました。物流センターのダークストアと店舗を結んだ無人輸送トラックの「ミドルマイル」です。ウォルマートは5,000坪以上を誇るスーパーセンターを3,570店運営し、空いた商圏を埋めるように1,200坪前後となるネイバーフッドマーケット700店近く展開しています。完全自動運転トラックがダークストアもしくはスーパーセンターからネイバーフッドマーケットもしくはピックアップ拠点をむすんでループするのです。また9月には自動運転車による宅配サービスのテストを3都市で開始することを発表しています。こちらはラストワンマイルでのイノベーション導入です。今日のエントリー記事にあるように固定翼ドローンでのラストワンマイル。しかも田舎での超速宅配です。
 ジップラインと組んだ宅配サービスの狙いは、被災地支援など社会貢献が目的にあります。プラットフォームとなるハブ空港をトレイラーに乗せれるぐらいの小型化を目指していると思いますね。

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