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「“本当にラストチャンスだ”という危機感がメッチャある」「旧民主党政権の反省点も議論してもらう」代表選に向け、立憲民主党の若手議員が訴え


 今週金曜日に迫った、立憲民主党の代表選挙の告示。ただ、立候補に必要な20人の推薦人の確保は困難なようで、いまのところ正式に名乗りを上げているのは泉健太政調会長と逢坂誠二前政調会長の2人だけだ。

【映像】NHK党・立花党首が明かす国会議員の"懐事情"


 こうした状況を受け、同党の川内博史前衆院議員はTwitterに「立憲民主党代表選挙に国会議員しか立候補出来ない、という規則。自民党総裁は現状の議会構成と憲法上のルールから総理になる人なので、国会議員でなければならないとは思うが、野党の代表は、所属議員の推薦を前提として広く募るほうが良いのでは」と大胆な提案をしている。


 16日の『ABEMA Prime』に出演した立憲民主党の中谷一馬衆議院議員は「自民党にも宏池会から清和会まで幅があるように、立憲民主党にもベテランのグループや若い人のグループがあって、それぞれが切磋琢磨するのはいいことだと思っている。ただ、推薦人集めは前回も大変だったので、私達としても所属議員の10%にするとか、規約にある基準を下げ、党の規模に応じて立候補者数を立てるようにできないかなど、提言してきた。川内さんの意見に関しても、推薦人に地方議員の方にも名を連ねてもらい、国政、地方関係なく代表に選ばれるべき人を広く募るというのは大賛成だ」と話す。

 「今回に関しては、やはり20人のハードルを超えていくために、どこかとどこかが一緒にやる、もしくは派閥横断的に自主投票も含めて寛容にやっていくということを作っていかなければと思う。色んな方々がどうやって候補者を立てていこうかということを多分、議論されていると思うし、まだ一山二山ここからあるだろう。私としては多様な人材が立っていくべきだと思うので、推薦人が集まらなさそうな人、19人まで集まったが、どうしても最後の1人が足りないという人を推薦したいと思っている。最近そういう議員の仲間も多い」。


 「笑下村塾」代表で「時事YouTuber」のたかまつななは「立憲民主党は、もう後がないと思う。ある意味、今回の代表選がラストチャンスだ。自民党の古さを嫌う人たちに、立憲民主党も同じような構造だと見られてしまったら終わりだ。しかし、そういう危機感が見えて来ない。出馬する人たちには、枝野幸男さんとか福山哲郎さんとか安住淳さんを踏襲しようという人には正直なってほしくないと思う」と指摘。

 ジャーナリストの佐々木俊尚氏も「政策提案よりも自民党政権批判に寄り過ぎていて、文句を言っている人たちだという印象、衆院選で“立憲共産党”と揶揄されたように“共産党に近寄り過ぎではないか”という印象が非常に強いと思う。さらに“反原発カルト”みたいな人を擁立したり、“反ワクチン”のような支持者がいたり、というイメージも着いてしまっていて、“シルバー民主主義”のような文化圏がある。そして、社会はその拒否感に覆われている気がする。このまま枝野さんの路線を踏襲して進むのか、それとも国民民主党のような政策提案型に切り替えるのか、さらに共産党と距離を置くのか。その辺が重要なカギだと思う」と厳しく批判した。


 中谷氏は「若手、中堅を中心に、“ここが本当にラストチャンスだ”という危機感はメッチャある。国民の皆さんが期待できる政党だと思っていただけるような代表選挙ができなければ、本当に未来があるのかと疑念を抱かせてしまう。ここは本当に正念場なので、すでに所属議員34人で代表選挙の在り方に関する提言を執行部に出させていただいたし、第2弾、第3弾もやっていく予定だ。

 そして、たかまつさんが言ったことは本質で、菅直人さんや横路孝弘さんといった“第1世代”の人たちは前原誠司さんや枝野さん、安住さんといった“第2世代”の人たちを30代、40代のうちから幹部として登用し、ちゃんと育ててきたわけだ。だから彼らは40代でも民主党政権の中枢を担えたわけだ。僕自身も、立憲民主党を作ってくれた枝野さんと福山さんには感謝しているし、踏襲する路線の人がいてもいいと思う。

 ただ、自民党に代わる選択肢を作れなかったという現実を衆議院選挙で突きつけられた以上、プラスアルファ、選択肢を作っていきたいと、多くの議員が思っているはずだ。加えて、私たちから見れば次を担うエースの人たちも出てきているが、世の中的な知名度が必ずしも高くはない。ここから何をしていかないといけないのかというのは全党で考えてやっていかないといけない」とコメント。

 また、佐々木氏の指摘に対しても、「私たちが絶対に真摯に反省しなければならない。要するに、政権の法案に対して80%以上は賛成をしているし、(立憲民主党発足から4年で)法案も165本出しているのがファクトだが、それがメディアを通じて国民に伝わっていなければ意味がない。国対の差配一つひとつを取ったとしても、反省しないとならないことがあるのは間違いない。批判が見えやすい人員を当てはめてきた“昭和型のビジネスモデル”から脱却し、提案型、建設的な議論をやっている政党だと見られるようにすること、それも代表選挙の大きな争点になると思う。

 また、政党としては新型コロナウイルスワクチンの接種を推進してきているし、検査の体制も拡充していこうという一般的なコロナ対策を提唱してきた。ただ、佐々木さんのおっしゃるようなイメージを持たせてしまっているのが、やはり私たちの稚拙さだ。政党として色んな方に支援をしてもらうというのは幅としてあっていいと思うし、何かを排除するということはあってはならないことだと思っているが、SNSの発信の対応一つを取ってみても、改善していかないといけないところはある。

 その意味からも、メディア戦略は大切だ。代表選も、やはりワクワクするようなものを作っていかないといけない。提言の中にも、とにかく政策も人柄も伝わるような色んな公開の討論会をやっていこうというのがある。ニコニコ動画など、色んなメディアに出ていって、“なるほど、こういう政策も考えているし、こういう多様な人材がいるんだな。クリーンでフェアでオープンにやっているんだな”ということをどれだけみんなに知ってもらえるかが勝負だ。そこは若手、中堅でゴリゴリ押していきたい」。


 旧民主党時代に経産官僚として霞が関にいた宇佐美典也氏は「“政権交代”と聞くと、おそらく日本国民のほとんどが旧民主党政権をイメージするはずで、そのうち8000万人ぐらいは“あれはあんまり良くなかったよね”と思っているのではないか。中谷さんの言う“第3世代”に僕が期待するのは、あの旧民主党政権を否定してほしいということ。“こうした方がもっと良かった”とか、“そこからどう変えるのか”を、今回の代表選の中で議論してほしい」と訴えた。

 中谷議員は「宇佐美さんの提案はとてもいいなと思った。実際、候補者として民主党政権で政務官、副大臣をやっていた方々の名前が上がっているので、どう総括し、どう反省し、その上で新たな政権をどう作るのか。若手からの質問に入れることを約束する」と誓った。(『ABEMA Prime』より)

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