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【ペット】モールもペットフレンドリー!しつけ等のサブスクリプションが売れる時代?


■新型コロナウイルスの感染拡大の影響で自宅で過ごす時間が増える中、ペットフードやペットケアなどのペット市場が急成長している。

空前のペットブームでペット関連の市場規模は毎年拡大を続けていたところにパンデミックによる巣篭もり需要でさらに押し上げてしまったかたちだ。

アメリカペット用品協会(APPA:America Pet Prduct Association)が今年3月に発表したレポートによると、アメリカ国内のペット市場の規模は昨年、1,036億ドル(約11.4兆円)となり前年から6.7%の増加となった。

そしてAPPAは今年、2021年には5.8%増となる1,096億ドル(約12.0兆円)に上るだろうとの試算をだしている。

ペット関連支出の内訳を見ると、全体の41%を占めるペットフードは昨年、9.7%増加し420億ドルになった。

オーガニックなど高額なペットフードや高級ペット用おやつへの関心がペットフード支出を押し上げている。

またペット医療(獣医医療)への支出は2019年から7.2%増の314億ドルとなった。これは2020年のペット市場規模全体でみると3分の1近くに当たる。

最も増加幅が大きかったのが犬や猫といったペット購入で15.1%の増加となる221億ドルとなった。

外出禁止令で自宅で時間を過ごす時間が増加する一方、生活に癒やしを求めて実際にペットを飼う人が増えていたのだ。

逆にコロナ前まで手堅く拡大していっていたペット関連サービスが81億ドルとなり、前年から21.4%の大幅減となった。

営業自粛でグルーミングやペットホテル、しつけ教室などのトレーニング、デイケア(一時預かり)が利用できなくなったのが大きな要因だ。

その反動で今年はペットサービス需要が反転する傾向でAPPAでは20%の増加を予想している。

オンラインでペット用品を購入する人も増加しており、47%のペットオーナーが昨年、ネット通販を利用する機会が増えたと回答している。

興味深いことに独立系のペット専門店が堅調に成長している。その背景には犬・猫以外でペットとなる小動物や爬虫類、熱帯魚などを買う人が増加(前年から30%増)していることが要因となっているのだ。

家族の一員となるペットは子供の役割を担っており、特にミレニアルなどの若い世代はペットを人のように扱う人間化が著しい。

そのため家族以上にペットにお金をかけているのだ。調査では30%のペットオーナーがペットにより支出をするようになったと答えている。

 以前から増加傾向にあるのがペットフレンドリーなお店だ。ペットスマートやペトコなどのペットサプライチェーンからホームデポにロウズのようなホームセンターに限らず、アメリカにはペットフレンドリーなチェーンストアはかなりある。

例えばデパートでもメイシーズにブルーミングデールズ、ノードストローム、サックスフィフス、ファッションでもGAPやバナナリパブリック、オールドネイビーとペットフレンドリーストアは多い。最近ではペットフレンドリーなショッピングモールも増えている。

不動産調査のレイスによるとモール空室率は2021年の第3四半期(7月~9月期)で11.2%となった。モール空室率は前年同期の10.5%から0.7ポイントも上昇している。

コロナ禍でモールから撤去するテナントが増えていることで昨年から悪化しているのだ。

ワクチン接種から徐々に客足が戻りつつあることでペットフレンドリーに切り替えるモールもある。

直近ではラスベガスのインドアモールのファッションショーモールが先月22日からペット同伴OKに切り替えている。

シカゴにあるオークブルックセンターも条件付きながら同伴が許可されるようになっている。

外出禁止から犬などのペットを飼う人が増えていることで、ショッピングモールもペット同伴者に開放するようになっているのだ。

 ペットフレンドリーなショップやレストラン、ホテルにモールと次々にペット同伴OKが拡大している。

しつけが必要となるため、昨年は大きく減少したペット関連サービスがこれまで以上に盛り返すことになりそうだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。オープンして間もないスーパーでのあるあるはペット同伴。スーパーマーケットに何も疑わずにワンコを連れてくる人がいます。無論、これは禁止事項であり本来はダメなんですがオープン直後はスタッフも慣れていないため対応しないのです。一方で今後、こういったケースは増えます。なぜなら昨年の外出禁止令からペットを飼い始める人がふえていることです。飼い主初心者がペットを家族の一員にしてどこでも連れて歩く機会がふえるからです。

エントリー記事にあるように多くのチェーンやモールで同伴OKとなっています。屋外イートインエリアがあるレストランも、外ならOKとなっています。こういった流れで食品スーパーはダメとは思わないのかもしれません。で、スーパーによって、飼い主に対してしっかり注意するところもあります。で、飼い主初心者はストレス。ストレスなど不満があるところにビジネスチャンスが生じます。ペットケアでもしつけ等のサービスが増えながら、そこにもなんとかサブスクリプション化しようとするスタートアップも出てきます。
 犬の寿命が15~20年にも及ぶことを考えれば、しつけにシッター等を組み合わせてアプリで提供する新ビジネスとかありそうです。

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