- 2021年11月11日 13:40
「安倍学校」に結集?麻生派・二階派の動きも活発に? “安倍派”誕生が自民党内に与える影響は
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第2次岸田内閣が発足する中、安倍元総理が最大派閥・清和会(細田派)の会長に就任する見通しであることが報じられている。安倍氏の会長就任は、細田現会長が衆院議長に選出されることに伴うもので、細田派では早ければ11日にも総会を開き、安倍氏の会長就任を正式決定、“安倍派”が誕生する見通しだ。
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9月の総裁選が決選投票にもつれ込んだ要因には、安倍氏が高市氏の支持を打ち出したことがあるとされている。そこまで存在感のある安倍氏だが、実は派閥に復帰するのは約9年ぶりのこと。2012年、所属していた細田派の前身・町村派トップの町村氏が出馬していたの総裁選に出たこともあって総裁就任後に離脱。その後は無派閥ながら長年にわたって総理・総理大臣を務めてきたことになる。
■派閥復帰の背景に“二つの理由”

細田氏が衆院議長に就任するのと軌を一にするかのように安倍元総理が“帰還”することになった背景について、元産経新聞政治部長の石橋文登氏は「とにかく安倍さんを戻したいからだ。安倍さん本人は、気楽な無派閥のままもうちょっといたかったみたいだが…」と話し、大きく二つの理由があったとの見方を示す。
「まず、なんといっても“帰らざるを得ないだろう”ということ。先の総裁選では安倍さんが“高市を推せ”といったことで清和会のほとんどの議員が高市さんを推した。それなのに本人が戻ってこなかったら、“なんなんだよ、おい”となるからではないか。

もう一つが、衆院選の結果に強い危機感を抱いたこと。今回、自民党は小選挙区で約2760万票、追加公認を入れれば約2800万票も獲得している。これは小泉元総理の“郵政解散”に次ぐ票数だし、安倍さん時代の3回の選挙よりも150万ぐらい積み増している。それなのに、なんでこんなに議員が落ちたんだと。確かに圧倒的に勝ったところもある。しかし競ったところが100以上もあった。立憲民主党については共産党と組んだことで支持が消極的になっていった一方、維新がいるところでは維新、国民民主がいるところでは国民民主に流れてしまった。つまり“絶対に自民党”ではなく、“共産党と組むよりは”、みたいな感じの人が多かったということだろう。
出口調査が間違ってしまったのもそのせいだが、やはり足腰の弱い若手議員が多いこともあり、このままいけば次は総崩れするぞ、ちゃんと派閥をまとめて若手を育てないと大変なことになるぞ、という危機感が大きいのではないか」。
■岸田さんとしてはやりにくくなるはずだ

結果、総理総裁である岸田氏にとっても“やりづらい”状況がやってくるのだという。
「先の総裁選が河野VS岸田という勝負になれば河野さんの勝ちだった。しかし安倍さんが高市さんを推しちゃったこと、そして河野さんがボロを出してしまったことで、真ん中で沈んでいた岸田さんが浮かんできた、という構図だった。その意味では、安倍さんが高市さんを担がなかったら岸田総裁は誕生していない。
安倍さんという人は実にずる賢いというか、なかなかうまいやり方をする。なぜ“安倍一強”が築けたかといえば、自民党内の真ん中から右を安倍・麻生で抑え込み、跳ねっ返りの河野さんや小泉進次郎さんなどの若手を菅さんが抑えていた。そして、それ以外の利に敏いメンバーを二階さんが抑えていた。そんなふうにして、常に自民党の9割を制圧していた。石破さんが政局を起こせなかったのも、そういう理由がある。
岸田さんは今回、そこまでの力がないにも関わらず、危険な人材をずいぶん自民党の野に放ってしまったものだと思う。安倍さんも菅さんもそうだし、二階さん、森山さんもそうだ。“野犬”ばっかりで、大丈夫かな?と思う。岸田さんとしてはやりにくくなるはずだし、まあ、面白くなってくるんじゃないか」。
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