- 2021年11月09日 13:44 (配信日時 11月09日 09:15)
仕事のデキる人は無意識に仕掛けている…「成果の好循環」を生み出す4つのステップ
1/2本当に仕事のできる人ほど無意識のうちにやっていることがある。世界的コンサルティング企業・マッキンゼーに14年間勤めたコンサルタントの赤羽雄二さんは「見返りを期待せず、いつも種まきをしている。具体的には4つのステップに分解することができる」という――。
※本稿は、赤羽雄二『最強の「独学」仕事術』(宝島社)の一部を再編集したものです。
※写真はイメージです - iStock.com/Zephyr18
自分で工夫をして意識的にしかけていくことが必要
本当に仕事のできる人は好循環を次々に生み出しています。目の前で素晴らしい好循環を見て、「なるほど、仕事というのはこういうふうにやるのか」と感動し、自分もと頑張るというのが過去の仕事の伝授のしかたでした。
赤羽雄二『最強の「独学」仕事術』(宝島社)
今はそういう見本を目の当たりにする機会が減りましたので、自分で工夫をして意識的にしかけていくことが必要になりました。
「好循環」とは、自分が実現したいことが複数の追い風を受け、より簡単・確実に実行できるようになることです。「好循環を生み出す」とは、自分が打ったいくつかの布石によって好循環を起こし、追い風を吹かせ、ねらいを実現することです。
ここにあるのはただの因果関係ではありません。「いくつかの布石を打っておく」「先手を打つ」「意識的に追い風をつくり出す」。そして、それらの結果によって、さらにもっとよい循環が起きるのです。
好循環は、上司・先輩が何かやってくれるものではなく、自分で種まきをし、しかけていって実現できることです。すぐにではなく、数カ月後、数年後に大きな果実を生みます。
好循環を生み出すステップとしては、次の4つが考えられます。
1 何を実現したいのか、ターゲットを決める(ここが出発点になります。自分がわくわくするようなターゲット、普通ではすぐに手が届かないようなターゲットを設定します。たとえば、「1年以内に本を出す」「配属5年目までにシンガポールオフィス勤務になる」などです)2 ターゲットの実現を容易にするため、理想的には何が起きるとうれしいかを考える
3 その理想的な状況を起こすためには、何が起きるといいのかを考える
4 それを実現するため、自分に何ができるのかを検討する
直接的メリット、結果を追求するのではなく、2ステップほど離れたところ、つまり2ステップほど手前から考えることがポイントです。
好循環を自分から起こすことができるようになると、仕事が大きく前に進むようになります。精神衛生上も非常にプラスです。自信もみなぎります。
1年以内に本を出すための方法を因数分解
たとえば「1年以内に本を出す」の場合、
1 ターゲットは「1年以内に本を出す」2 理想的には、「半年以内に出版社5社の編集者にコンタクトし、1社と企画案に合意する」
3 その状況を起こすためには、ねらっているテーマに関して毎月ブログを10本、3カ月で30本書き、文章を一定以上書けることを実証する。ブログは一記事3000~3500字
4 それを実現するため、自分が書きたいテーマ3つに関して、記事を70~100ずつ読み、詳しい人を4、5人ずつ見つけてインタビューし、ブログテーマを30ずつ挙げてみる
また、「配属5年目までにシンガポールオフィス勤務になる」の場合、
1 ターゲットは「5年目までにシンガポールオフィス勤務になる」2 理想的には、3年目までに本社での海外要員募集制度に応募する
3 その状況を起こすためには、2年目までに同期の間でも目立つような営業成績を上げておく。本社の新事業提案コンテストにも参加して力をつけるとともに、本社の経営企画部との接点をつくっておく
4 それを実現するため、自分は先輩から受け継いだ顧客リストに1カ月以内にすべて当たるだけではなく、不動産情報をもとに新たな顧客開拓リストを対象地域とその周辺で作成し、最速で結果が出るように仕込んでおく
といったことになります。
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