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異例の政治日程

 15万4412票のご支持を頂戴し、当選を果たすことができました。合間をぬって期日前に投票していただいた皆様、小雨がそぼ降る10月31日に投票所に足を運んでいただいた皆様、また、「かわら版」の印刷や折り、宅配や駅頭の手配りなど、平素からの日常活動をお支えいただいている皆様、そして、ポスター貼りや証紙貼りのお手伝いをいただいた皆様のご期待に応えられるよう全力を尽くしていく決意です。

 私は勝利することができましたが、同志を増やすことはできませんでした。立憲民主党は公示前の110議席から96議席に減ってしまいました。安倍・菅政権下の「政治とカネ」をめぐる不祥事やコロナ禍に対する不手際など、党勢を拡大するチャンスはあったはずですが…。

 批判票の受け皿にとどまらない、政権を取りに行くための戦略と構想が厳しく問われる結果になりました。枝野幸男代表の結党以来4年間のリーダーシップには、敬意を表したいと思います。しかし、選挙結果の責任をとり代表を辞任することは万やむを得ません。来夏の参院選や次なる政権選択選挙を見据えて、新しいリーダーを選んでいきたいと思います。

 それにしても、10月の政治日程は異常でした。

 岸田内閣の組閣は10月4日。そして、14日には衆院解散。閣僚の名前を覚える間もなく、ましてや所信も聞かずに白紙委任しろとは…。引き続きコロナ対策は重要課題ですが、厚生労働大臣は誰だかわかりますか?

 14日解散、19日公示、投開票日は31日。解散から投開票まで17日は、戦後最短です。日本国憲法は第54条で「衆議院が解散されたときは、解散の日から40日以内に、衆議院議員の総選挙を行い」と定めていますが、史上最短日程では政党や候補者が丁寧に公約を説明し、有権者が慎重に吟味することができません。

 憲法第45条は「衆議院議員の任期は、四年とする。但し、衆議院解散の場合には、その任期満了前に終了する」と、定めています。前回総選挙は2017年10月22日でしたから、任期満了日は本年10月21日でした。任期満了を超えての衆院選は現行憲法のもとでは初めてで、憲政の常道を破りました。

 9月の自民党総裁選を前倒しすることも、短縮することもなかったため、10月の政治日程が窮屈になってしまったのです。党利党略のエゴが解散・総選挙の日程を異例なものにしたのでした。悪しき前例にならなければいいのですが…。

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