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対立型番組の終焉〜これからは建設的な対話が求められる〜

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衆院選で変わったなと思ったこと。「劇場型政治への冷たい視線」「論破ゲームにひく若者」これが可視化されたことだ。

【批判ばかりというイメージの野党】

野党は批判ばかりではない。
立憲民主党は法案の8割に賛成している。

だけど、批判ばかりしているイメージがどうしてもある。
それは、メディアが真実を伝えないから?なのだろうか。

「審議拒否」について立憲民主党の議員にきくと、上記のような回答が帰ってくることが多い。枝野幸男さんと対談したときも、「メディアの切り取りが問題だ」と話していた。

●枝野幸男さん取材動画
https://youtu.be/YWdd2ocmrVA

正直、予算委員会などで厳しく追求する人を選ばなければいいし、審議拒否はどうしてもニュースになるから、そういうことをしなければいいのではないかと私は思う。

国民民主党が誕生したばかりの時に、私は代表の玉木雄一郎さんに聞いた。
「立憲とのあまり区別がつかないんですが、ズバリ何が違うんですか?」
「国会への向き合い方が違います。私たちは審議拒否をしません」と。

●玉木雄一郎さん取材動画
https://youtu.be/R4hFDn47Mtk

維新の松井一郎さんも取材で、批判ばかりの野党を批判されていたし、
われわれは「是々非々でいく」と答えた。

●松井一郎さん取材動画
https://youtu.be/mr9_cixn_lk

私は28歳だが、同世代には、維新や国民のウケがかなりいい。国民は知名度はまだあまりないが、自民への批判票が維新に流れている。

上記の各政党の回答をみても、若者がそう感じ、選択するのは当たり前ではないかと私は思う。

立憲民主党の選挙ボランティアをした人のブログをよんで印象的だったのが、「自民党は〜」「自公政権は〜」というはじまりで演説をする人が多いということ。まるで、自民党がいなければ、自分たちの存在意義を証明できないのではないかというような内容だった。

相手をさげて自分をあげるこのようなパフォーマンスに辟易としている。

【テレビの変化】

何度か、出させてもらったことがある「朝まで生テレビ」。田原総一朗さんにきいたことがある。「相手を言いまかすことが正しいという文化を作ったのは朝生ではないか。その功罪は大きいのではないか?」田原さんは「そうかもしれない」とおっしゃった。

私はお笑い芸人としてデビューし、最近は時事YouTuberとして活動したり、株式会社 笑下村塾という会社をつくり、全国の学校へ出張授業に行っている。

芸人は、プロレスなんてよくやる。そこに笑いと愛があれば、みんなで集団コントをする。

だからか、昔は自分の主張をすこし変えてでも、少数派につき、プロレスに参加することが多々あった。今では反省しているが。社会にとっていいものという視点で伝えるべきだったし、自分の主張をした上で、こういう反対意見もあると伝えることはできたはずだ。

だから、プロレスなんて、薬に手をだしてしまうのはよくない。しかも、これはやったら、twitterでも話題になるし、トレンド入りしたりするし、いいねがたくさんつくし、仕事がくるし、何度も繰り返したくなる。

だが、議論が深化していかない。世の中は白黒はっきりつかないことがおおい。1つの課題に対して、折り合いをつけたり、課題を解決するための方法をたくさん意見をだして、いいものを合体したりしてよりよい解決策を見つけることの方が大事だ。

ディベートゲームで勝った負けたではないのだ。

演者の感覚も麻痺しているだろう。「またバトル期待していますよ」とか「対決してください」とか打ち合わせで平気で言われたりする。(誤解を招きそうなので、このようなコメントは、朝生ではいわれていない。)

そちらの方が数字がとれてきたのかもしれないけど、そのようなことに嫌悪感をしめす人が増えたのは事実であろう。若い子のtwitter離れ、炎上しにくいインスタグラムの方が好かれるのもよく分かる。

私はテレビにではじめたのが19歳ぐらいの時だったので、パワハラやブラックがまだ残っていた。全員年上の人たちの中で仕事をしていた。ところがここ数年、同世代が力をもちはじめ、自分とおなじような感覚の番組が増えたり、世代交代が加速した。

そんな中、先日嬉しかったのが、テレビ朝日の報道ステーションの選挙特番「選挙ステーション」に出演したことだ。

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「建設的な対話番組を作りたい」と言われた。そして、選挙の日に日本の課題を解決策をかんがえられるような形で議論したいと。同志が大手メディアにもいる。嬉しかった。

まだまだ若手が人口的には少ないし、すぐに視聴率でかえってこないかもしれない。でも、こういうスタンスの番組を応援したいし、これからも増えてほしいと思うのでnoteを書いた。

私の尊敬する爆笑問題の太田さんの選挙番組。追求して、さすが太田さんだとおもう場面もたくさんありましたが、残念に思う部分もありました。

政治家に対して、失礼だという声。ツッコミの田中さんがおらず、太田さんをその場で叱れる人がいなくて、いるだけで全然違うのに…。完全にキャスティングミスだろとは思いました。リスペクトが足りないと、かなり炎上していました。私もそう思いました。

太田さんの中で、テレビが昔から求めるスタイルを一つでも、中継の2分の間にしなくてはというサービス精神からきたのではないかと私は考えます。(違ったらごめんなさい。)

だけど、そういうものが受け入れられるのではなく、炎上する時代になったのだと思います。

そして、私はもっとテレビには取材経験がある人が出るべきだと思います。政治家取材や政治家の街頭演説・後援会・パーティ・政策実現の背景を取材したら、そのようなものはなくなると思います。何万人に名前を書いてもらうことがいかにすごいことなのか、立候補することが大変な現実などをみると考えさせられます。

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