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西野亮廣「居酒屋で隣になったおっちゃんに話しかけてチケットを手売り…コスパの悪いことは本当にコスパが悪いのか」

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お笑い芸人・著作家としてだけでなく、新しいビジネスに挑戦を続ける西野亮廣氏。ビジネスに資料はつきものだが、多くの人が間違った資料づくりをしていると西野氏は言う。よい資料・悪い資料とはどんなものか。そして、資料はどう使うべきなのか。「プレジデント」(2021年11月12日号)の特集「世界最強企業の美しい資料術」より、記事の一部をお届けします――。

1980年、兵庫県生まれ。99年梶原雄太とお笑いコンビ「キングコング」結成。2009年『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビュー。
お笑い芸人・著作家 西野亮廣氏●1980年、兵庫県生まれ。99年梶原雄太とお笑いコンビ「キングコング」結成。2009年『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビュー。

資料以前の努力

資料ってつくる前提のものではないと思うんです。そもそも文字より口頭のほうが伝わりやすいですし、文字だらけの資料を配ってただそれを朗読するあの時間って全然意味ないですよね。できないディレクターあるあるなんですけど、番組の企画説明のときにそれやるんですよ。あれって、僕らのためではなくて本人、プレゼンターが安心するためにつくってる資料になっていて。だから多くの場合は資料はいらないと思います。

とはいえ、グラフやデータを見せたいという場合にはつくりますよ。でもそのときも「量は少なく」します。余白がないとコミュニケーションが減ってしまいますよね。会議のような場でプレゼンターが一方的に喋っていたら、それは決定事項として1人でやりなよって思ってしまいます。会議する必要ないじゃんって。

ですから僕は「喋り」を大事にしています。それで一番大事なことは、例えばプレゼンを控えているとしたら、その当日まで喋りまくることです。飲み屋でも、友達と車の中でも、喋りまくるうちに、食いつきのいいところ、悪いところがはっきりして、どんどんムダがなくなっていくんです。「M-1グランプリ」の決勝で新ネタおろす芸人もいないじゃないですか。いろんな場でネタを披露してムダを省いていく。どんなにすごい芸人でも最初からネタが仕上がっていることはないですよ。

西野亮廣 お笑い芸人・著作家

僕も今度武道館でビジネスについて、それこそ資料を使ったりして講演をするんですけど、5~6人くらいのZoomを組んで喋って反応を見るっていうのを、3日に1度くらいやっています。やっぱり声の情報量ってすごいですから、自信があるのか、どこまで考えているのか、全部バレてしまうんですよね。たくさん話していれば、いろいろな質問をされるし、それ以降はその質問に対しての回答を用意しておける。だから、とにかく場数を踏んだほうがいいですね。そうやってブラッシュアップしていくと、伝えたいことの魅力もよりはっきりするはずです。

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