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気象庁発表余震情報徹底解析

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 折れ線が余震の日別総回数の推移を現しています。
 やはり当日(14:56発生ですので実質9時間ほど)の96回と翌日の151回をピークとして緩やかに減少傾向を示していますが、4月11日から12日にかけて78回、68回とピークがみとめられます。

 M5.0以上規模の地震回数も同様の傾向で、当日と翌日で52回、46回とピークを形成してますがその後は緩やかに減少、ただ4月11日から12日にかけてやはり、7回、4回と小さなピークが見られます。
 最近余震が増えている感覚でしたが、グラフで数値として出ていますね。
 次に3月11日から4月13日までの余震の震源地の動向を調べてみましょう。
 気象庁の発表する震源地の地名は厳密に定義されています。
地震情報で用いる震央地名(日本全体図)

http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/region/index.html

 この発表に基づき発生した余震を沖合いのものか、内陸部直下か分類して統計を出してみました。
■図2
リンク先を見る
 上の折れ線が余震の日別総回数の推移を、下の折れ線がそのうち内陸部発生の余震数の推移を現しています。
 うむ、これははっきりとした傾向が示されていて興味深いですね。

 3月11日発生直後は96回の余震のうち内陸部直下はわずか9回(9.4%)であった割合が、翌12日には151回中53回(35.1%)、13日には61回中29回(47.5%)と時間の経過と共にその比率を高めてきているのがわかります。
 後半には例えば4月12日には78回中59回(75.6%)が内陸部直下を震源とする余震となっています。
 ・・・
 
 まとめますと、大きな傾向としては余震回数は減少傾向にありながら、ここ2、3日は小さなピークを形成して余震が増加していることが認められます、今後も今回のような小さなピークが発生しながら減少していくことになるかも知れません。
 M5.0以上の規模の余震も大きくは減少傾向にありながら4月11日には7回と小さなピークを形成しています。
 今後も気象庁が予測するとおりM7クラス(震度6強クラス)の大きな余震への備えが必要だと思われます。

 そして明らかに余震の震源が内陸部にシフトしてきているのがわかります。
 ないことを祈っていますが、内陸部の直下型大地震に備える必要がありそうです。
 この解析が読者のみなさまの考察の一助になれば幸いです。
 
 ※気象庁発表の地震速報ですが、気象庁によればすべての余震を網羅してはいません、規模が大きくても発表が間に合っていない余震情報も少なからずあるようです。したがってここで解析した結果はあくまでも参考資料として扱っておくレベルであることをお断りしておきます。

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