記事

《8》どうにかならぬか本会議質疑ー岸田首相との代表論戦を聴いて

岸田首相誕生後の国会での所信表明演説、それに対する代表質問が終わりました。衆議院選挙直前ということから、テレビ、ラジオでほぼ全部聴きました。その結果思ったことを連ねてみます。

国会の場に身をおいたものとして、改めて強く思うのは、十年一日のごとき本会議での代表質問のつまらなさ、退屈さです。こんなことをいつまでもやっていないで、新しい質疑方法を考え出すべきではないか、としきりに思います。

原稿を書いたものを読む質問、それに対して予め書かれたものを読む答弁ー改善の余地はないものかどうか

◆これは予めそれぞれの党が紙で質問して、それに対して、答弁を紙で出すということでかなり補えるはず。その上で、足らざるを質疑応答するということにすればいい。予算委員会のように一問一答方式でなくても、事前のやりとりをした後、議場での質疑によって深めることが出来ると思います。

今のようなやり方では聴いてる方も気の毒です。首相ばかりが答弁に立ち、あとの大臣はほぼ全て聴いているだけ。眠りを堪えるのがやっとという姿は見苦しいばかり。議場の議員はもっと悲惨だと思います

◆私が20年間の経験で、最も良かったと思えるのは、衆議院憲法調査会での「自由討議」でした。これはまさに自由に議論をする機会で、質問を浴びせたい議員に色々議論をふっかけて、溜飲を下げたものです。全ての委員会とはいかずとも、もっとこういう方式を取り入れるべきでしょう。

それにつけても、今回の三日間の議論を聴いて思うのは女性議員の元気さです。衆院では辻元清美、参院では、森裕子、片山さつきの皆さんの質疑はなかなか聴かせました。それに比べて男性はいささか一本調子も多く、高齢ゆえの息も絶え絶えに聴こえた人もいたのはハラハラしました

◆岸田首相は、真面目さを感じさせたものの、読み間違いが多かったのは気にかかります。これもひとりで読み上げることからくるものだと思われます。まるで〝早口読み上げひとり競争〟みたいでした。それぞれの代表者が一番訊きたいものを一、二本に絞って、とことん質疑する方式に変えたらどうかと思います(それ以外は紙で事前にやりとりしておく)。

答弁者は首相と担当大臣のペアにするのも一案です。ともあれ、今のやり方を抜本的に見直さないと、政治への関心が一段と薄れるだけ。もっと「見える化」「見せる化」しないといけないのではないでしょうか。まずは、本会議の質疑のあり方から変えるべきだと強く思ったしだいです。(2021-10-13)

あわせて読みたい

「岸田文雄」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    営業禁止の地域でアダルトDVD販売 「まんだらけ禁書房」などを書類送検

    ABEMA TIMES

    10月22日 17:15

  2. 2

    橋下氏「民間のアイデアを役所が潰すな」接種証明システムに水差す総務省に苦言

    橋下徹

    10月22日 17:39

  3. 3

    「週刊女性」のゲノム編集食品に関する記事を検証し「フェイクニュース」と断定

    山崎 毅(食の安全と安心)

    10月22日 14:36

  4. 4

    ペットボトルの文化史 ~身近すぎて気づかない、イノベーションの結晶~

    速水健朗

    10月22日 11:15

  5. 5

    会社の忘年会復活にウンザリする声 「誰が望んでる」「社長がノリノリらしい」

    キャリコネニュース

    10月22日 10:00

  6. 6

    大下容子アナ番組で不適切演出…背景にテレ朝“子会社丸投げの悪癖”

    女性自身

    10月22日 13:05

  7. 7

    Kindle読み放題に続々参入する出版社 サブスクのビジネスチャンス気づき変わるか

    かさこ

    10月21日 10:39

  8. 8

    なぜこれぐらいの感染者数ならクラスター対策で対応できますと言えないんだろう

    中村ゆきつぐ

    10月22日 09:34

  9. 9

    背任容疑で理事逮捕 日本大学に90億円の補助金を受け取る資格はあるか

    毒蝮三太夫

    10月22日 09:01

  10. 10

    小室圭さんの論文がニューヨーク州弁護士会のコンペで1位に 結婚の日に表彰へ

    ABEMA TIMES

    10月22日 11:15

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。