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勝間和代「9割の人が気づいていない」"6時間労働"に切り替える最大のカギ

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リモートワークの浸透によって、働き方だけでなく、働く意識も変わった人が多いだろう。経済評論家で、あらゆる物事の効率化のプロとしても知られる勝間和代氏は、「1日7、8時間も長時間労働して成果を得る時代は終わったと認識しましょう。長時間労働をしないとお金が手に入らない、という思い込みは捨ててください」という――。

※本稿は、勝間和代『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/pidjoe

働き方の常識を疑え

かつて、働くことは大人になるための通過儀礼の一つで、社会で苦役を味わうことで一人前になれる、と考えられていました。しかし、賃金を得ることと人間的な成長は別の話ではないか、と気づいた人たちから自由な働き方を構築し始めました。そして、労働に対する価値観を広く一般に揺るがし始めたところでコロナ禍になり、多くの人が働き方を変えることを余儀なくされています。

世界は瞬時に一変する可能性があることが生きる前提になり、生活様式も仕事の仕方もサスティナブルである必要性が高まったのです。そのため、サスティナブルな働き方でない長時間労働に疑問を抱いた人も多いのではないでしょうか。

1日7、8時間働く時代は終わった

現に、リモートワークの浸透によって、労働時間ではなく成果物で人事評価される傾向が強まっています。これは、長時間労働から短時間労働にシフトするチャンスとも言えるでしょう。

そもそも、労働時間というのは、私たちが何かの成果を上げるときの「投入量」であって、成果物ではないわけです。にもかかわらず、多くの給与体系が1時間でいくら、1カ月でいくらという時間ベースで払われているために、ほとんどの人が労働に対する概念を勘違いしてしまいました。

まずは、この労働に対する最大の勘違いを改めてください。1日7、8時間も長時間労働をして成果を得る時代は終わったと認識して、長時間労働をしないとお金が手に入らない、という思い込みは捨てましょう。

長時間労働の原因は?

コンピューターをはじめとするテクノロジーの進化によって、労働生産性はものすごく上がっています。一部の研究によると、本当に必要な顧客や市場、社会の価値につながる仕事だけにすると、労働時間は週に12~15時間で済むことが明らかになっています。現在、週に40~50時間も働いているとしたら、半分以上を不必要なことに費やしていることになるのです。

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/INDU BACHKHETI

本来なら短時間労働で済むのに、なぜ長時間労働のままなのか。それは、雇用形態が旧態依然として、変わっていないせいです。

10人中9人が「長時間労働を頑張る怠け者」

雇用形態の問題なら、被雇用者はどうすることもできない、と言う人が多いと思いますが、私たち一人ひとりが賃金は時間ベースで払われるものではない、と考え方を改めなければ、変わるものも変わりません。女性に多い仕事と家事の両立の悩みも解決せず、男性の家事や育児参加も進みません。男女のどちらかが必ず負担を負う構図から抜け出すこともできません。抜け出すには、どうやったら短時間労働で十分な報酬につなげられるか、ということを真剣に考えなければならないのです。

ところが、これについて真剣に考えている人は、10人に1人もいないと私は感じています。確かに、短時間労働で十分な報酬を得られる仕事の供給量は多くありませんが、どうやったら抜きん出ることができるのかを考えなければ何も変わりません。私は、長時間労働を疑問なく行う人たちのことを、かつてその一人だった自分への揶揄も含めて、「長時間労働を頑張る怠け者」と呼んでいます。

短時間労働にシフトするカギ

今、私は週に5~7日働いていますが、最長で1日4、5時間で、できるだけ3時間以上は働かないようにしています。会社員時代と比べて仕事の数はまったく減っていないことを考えると、会社員時代はいかに不必要な社内仕事が多かったか、ということを痛感します。

これから短時間労働を目指そうと思うなら、まずは6時間以下を目標にすることをお勧めします。同時に、労働体系を成果報酬型に切り替える方法を探ってください。これが、短時間労働にシフトする最大のカギです。

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