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【セルフレジ】、購入する商品を他人に見られたくない!フルサービスレジを回避する理由?

■スーパーマーケットでの買い物で自分が購入する商品について他人に知られたくないと思ったことはないだろうか。フルサービス・レジを利用したとき、レジ係りに見られるのに若干、抵抗感があるような商品だ。

最近の調査によると購入品を他人に評価されたくないため、5人中二人の割合でセルフチェックアウトレジを使っていると判明した。

調査会社のワンポールが行ったアンケート調査では、40%近くの買い物客がフルサービスのレジ係に購入する商品を見られたくないために、セルフ・チェックアウト・レジを利用した経験があるとした。

例えばメタボ気味な人がキャンディなどのジャンクフードを購入するなど、他人の目を気にしすぎるあまり、セルフレジで買い物をしているというのだ。

また他人のショッピングカートや購入品を見て、買う予定になかったものを購入した経験があるとした人も78%もいる。しかも衝動購入に50ドル以上も使った人は3分の2に上るのだ。

つまりスーパーマーケットでは一部に、レジ係りなどのスタッフや他のお客など他者を意識しすぎて買い物する商品が変わっているという。

セルフレジやネットスーパーを利用する目的が時短だけでない人もいるということになる。

このトレンドは大手チェーンストアにとっては朗報かもしれない。人手不足によりセルフレジを増やしているからだ。

 セルフ・チェックアウト・レジのみの店舗を本社近くでテストをしているウォルマートはダラス郊外のスーパーセンターでも同様にセルフレジのみで稼働しているのだ。

明らかになったのはテキサス州プレイノ地区にあるスーパーセンター(8801 Ohio Dr, Plano, TX 75024)だ。

ウォルマート・スーパーセンター・プレイノ店は今年4月から32台のセルフレジに必要な顧客にはアシスタントがつく、いわゆるホステッド・チェックアウト(hosted checkout)になっている。

なおウォルマートは昨年6月、アーカンソー州フェイエットビルにあるスーパーセンターでフルサービス・チェックアウト・レジをすべて撤去し、セルフ・チェックアウト・レジのみでのテストを開始。

本社近くのスーパーセンターでは現在もホステッド・チェックアウトのテストがおこなれている。

 ダラスにはセルフチェックアウトのみのスーパーがある。食品スーパー最大手チェーンのクローガーは今年2月、テキサス州ダラスにある店舗でフルサービスのレジを撤去し、セルフチェックアウトレジのみでの対応を開始した。

ダラスのクローガー・フレッシュフェア店(4142 Cedar Springs Rd, Dallas, TX 75219)は、35州に2,700店以上の食品スーパーを展開するクローガーにとって唯一のセルフチェックアウトレジ・オンリー店だ。

コンタクトレス・レジのテストは2月17日から開始され、新型のセルフチェックアウト・レジも導入している。

ショッピングカートいっぱいに買い物する顧客用にベルトコンベア部分が広く、スキャン後も商品を置きやすい大型のセルフチェックアウトレジも設置している。ヘルプ用にスタッフはセルフレジ回りに待機している。

 逆に2年前に方針を変更するも、再びセルフレジを導入し始めたスーパーもある。

1952年創業で消費者協同組合形式のスーパーであるPCCコミュニティマーケット(PCC Community Markets)は2019年1月、ワシントン州シアトルなどに展開する全店舗にあるセルフ・チェックアウト・レジを撤去することを発表。

4年前にPCCナチュラル・マーケット(PCC Natural Markets)から店名を変えたPCCでは「地域のコミュニティが所有するという意味では、コミュニティの一員としての役割やつながりがセルフ・チェックアウト・レジで難しい」との判断から撤去に踏み切ったのだ。

PCCのCEOケイト・ハーディ氏は当時、「よりよい顧客体験のために、お客様には当社スタッフと交流してもらいたいと思っています」と撤去理由を説明。また「接客が当社の強みであり差別化でもあります」と胸を張っていたのだ。

セルフレジの替わりに今後、買い上げ点数が少ない顧客向けにスタッフ常駐のエクスプレスレーンを導入した。

そのPCCが昨年6月、コロナの影響により、それまでとは180度異なる方針転換を行った。PCCは顧客の安全性を考え、利便性を高めるためセルフ・チャックアウト・レジを全15店に導入することを決めたのだ。

PCCによるとセルフ・チェックアウト・レジの導入は会員や買い物客からのフィードバックに顧客の買い物行動の変化によって決定したとしている。

最近では人手不足の問題が深刻化していることもある。

PCCでは実際、シアトル市内の超高層ビル「レイニア・スクエア・タワー(Rainier Square Tower)」1階に出店する新店でオープンを今年夏から来年春に延期している。

シアトル市内で2倍目に高い58階建てのビルはリモートワークが進んでいることで空室が目立つ状態となっている。

頼みにしていたオフィスワーカーがいないことに加え、2万平方フィート(約560坪)の食品スーパーのスタッフ採用にPCCが100人の募集をかけても人が集まらないのだ。そのため新店オープンを延期しているのだ。

 ネットで様々な商品を購入できるようになり、食品スーパーで購入する商品についても以前に比べてプライバシーを気にかける消費者が増えているのかもしれない。

モバイル・アプリでスキャンしながらの買い物もプライバシーの観点からスーパーマーケットチェーンで増えている要因だろう。

トップ画像:コストコのセルフチェックアウトレジと後藤が購入した商品。見られるのに若干抵抗のある商品は、脳に栄養を与えるためのサプリメント「フォーカス・ファクター(Focus Factor)」だ。「サプリ飲んでも、地頭はよくならんぞ!」という声が聞こえてきそう...

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。調査会社のワンポールが行ったアンケートではショッピングリストについても興味深い数値を発表しています。ショッピングリストは「買い物メモ」「買い物リスト」とも呼ばれ、気になる商品や購入予定の商品をメモに残すためのリストです。「そろそろ買わないと」といつも考えているのにいざ買い物に出かけるとついつい忘れてしまう...そんなときにもショッピングリストにメモに残しておけば買い忘れがなくなるのです。

調査によると、このショッピングリストを意外にも8割の人が使っているというのです。ショッピングリストを利用して買い物する人は、リストを使わず買い物する人に比べて「生活に満足」し「レシピで料理」し「料理も上手」で「健康的な食事をする」という傾向がでています。オンラインコンサルティングでストアアプリの大切さに加えて、ショッピングリストはアプリ利用者にとって必須の機能だと説いています。最近の調査でそれが明らかになったということです。

 エントリー記事にあるようにセルフレジを使う理由も意外のところ。フルサービスのレジ係りは、買っている商品をイチイチ気にかけてもいませんが、想像以上に過敏症の人はいるのかもです。

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