記事

#退職のご挨拶展 にリクルート退職時のご挨拶メールが展示されます

1/2

退職ポエムというものがある。「意識高い系あるある」だ。退職時に無駄に長い、自分語り、感謝のメールを送りつけたり、投稿したりするというものである。ブログ、TwitterやFacebook、Instagram、noteなどなど、プラットフォームが移り変わりつつ、00年代に発展し続けてきた。

たいてい、この手ものは、次のような文章の構成になっている。○○との出会い→成長→活躍→成功体験→いくつかの転機→今回の決断に至った経緯→謝辞→決意表明→感謝

である。

これ、実は中田英寿の引退ポエムと構造がまったく一緒なのだ。



意識高い系ウォッチャーとして、いままで、人の退職ポエムを徹底的に面白がってきた。特に、私が激しく傍観し、面白がっているのは、古巣リクルート関係者の退職ポエムである。退職ポエムの源流は、私は前出の中田英寿の引退エントリー、そしてリクルート関係者の退職の挨拶が、東西の横綱というか、有名人編、サラリーマン編のそれぞれの筆頭だと思っている。なんせ、日本企業でありつつ、若くして退職する上、無駄に熱いのがリクルート関係者なのだ。

なんせ、リクルート関係者が気持ち悪いのは会社を退職することを「卒業」と呼ぶことである。尾崎豊が「卒業」で熱唱したところの「この支配からの卒業」というニュアンスでは、どうやらない。学び、卒業し、旅立つ、と。入社時からずっと「退職と言え」と思っていたのだ、私は。単位はとれたのか。成績は優秀だったのか。中退が正しいのではないか。

リクルートという幻想 (中公新書ラクレ)
常見 陽平
中央公論新社
2014-09-09


このあたりは、この本と・・・。



海老原嗣生さんのイベントでのアジ演説でふれているので、ご確認頂きたい。



この香ばしい卒業ポエムについて。イベントが開催される。その名も「退職のご挨拶展」である。

しかも、このイベントに、私がリクルート退職時に同僚に送りつけたご挨拶メールが展示されることになったのだ。イベントの作品集にも掲載されることになった。

なんだろう、このミイラ取りがミイラになっている感覚。

しかも、ダブルスタンダードも良いところじゃないか。

今日から、開催。

覗きに行くつもりである。

みんなも激しく傍観してほしい。

よろしく。

あわせて読みたい

「退職」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。