記事

【アマゾン】、ハイテク試着室をもつアパレル店!?レジなしにファッション・サブスク?

■ウォール・ストリート・ジャーナル紙は先月、ネット通販最大手のアマゾンが7番目となるリアル店舗展開を計画していることを報じたが、同紙が22日に続報をおこなった。

内部事情に詳しい複数の人の話からアマゾンはアパレル店での展開を計画している。

アマゾンは2016年から独自のファッションブランドを展開し現在までに100ブランド以上となっているが、計画されている店舗ではPBをフューチャーしハイテク化したアパレル店になるという。

一つのアイディアは、試着したい商品のバーコードを利用者が専用アプリでスキャンするとスタッフが試着室にその商品を運んできてくれるというもの。

ハイテク試着室内にはタッチスクリーンの端末があり、レコメンデーション機能から他の衣類も勧めるのだ。

その試着室にはスライド式の小窓があり、商品をそこから受け取ることが可能になる。将来的にはロボットの導入も考えられているという。

来年にもオープンする店舗はカリフォルニア州サンフランシスコとオハイオ州コロンバスに計画されているようだ。

アマゾンの新たなフォーマットは、いまだ最終段階に至っておらず変更もありえるという。

先月、報じられたところでは新業態店の広さは30,000平方フィート(840坪)と、アマゾンの食品スーパー「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」より若干小型となる。

品揃えはアマゾンのプライベートブランドが中心となりアパレルや家具、バッテリー、家電品などのカテゴリーとなる。

当時の記事によるとアマゾンの新業態店は、その品揃えから通常100,000平方フィート(約2,800坪)の広さとなるデパートメントストアに類似したものになる可能性が高いとしていた。

 アマゾンがリアル店舗展開で必須にしている機能はピックアップ/リターンだ。

1号店オープンから1年で18店舗に拡大しているアマゾンの食品スーパー「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」には全店でネットで注文したものを店で受け取れるボピス用(返品用)のカウンターがある。

ピックアップ拠点を増やす目的で、計画中の新フォーマットにもボピスは加えられることになる。

また非接触の生体認証デバイス「アマゾン・ワン(Amazon One)」もデフォルトで導入されるだろう。アマゾン・ワンは手のひらをデバイスにかざすことで決済を終えるデバイスだ。

星4つ以上を獲得した商品を扱う「アマゾン4スター(Amazon 4-star)」やリアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」など9月22日現在、63店舗に導入されている。

最近ではコロラド州デンバーにある「レッドロック野外劇場(Red Rocks Amphitheatre)」の認証デバイスに搭載され、チケットの代りに手のひらで入場できるようになっている。

手のひら認証はレジなし決済技術「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」にも応用され、アマゾン・フレッシュの一部に導入されている。

ジャスト・ウォークアウトのゲートではスマートフォン・アプリのQRコードの代りに手のひら認証で入店できるのだ。

アマゾンの新フォーマットでもジャスト・ウォークアウトでTシャツやジーンズなどをレジを素通りしてそのまま持って帰れることになるかもしれない。

 アマゾンはデパートメントストアもしくはアパレル専門店でもハイテクを駆使した、破壊的な店舗を繰り出していくことになるのだ。

トップ画像:アマゾン・フレッシュのカスタマーサービス(ピックアップカウンター)。ピックアップ拠点を増やす意味でも新業態店はアマゾン・フレッシュのような多店舗展開となりそうだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ショッピングモールからのアマゾン誘致は凄まじいのではと思っています。一部のリージョナルショッピングセンターではアマゾンのフルフィルメントセンターに変換しています。モールの空室率は過去最悪ですから、背に腹は変えられません。

エントリー記事にあるように新業態店はデパートメントストアなのかアパレル専門店かは今のところ分かりません。が、モールからの誘致合戦は激しくなります。で、破壊的なお店を作りたがっているアマゾンもファッション販売でも業界の慣習を無視した店作りを行うはずです。

生体認証のアマゾン・ワンは初期設定のデフォルト仕様で、ジャスト・ウォークアウトも可能です。アマゾンが創意工夫をしたいところは試着室です。心理的抵抗を限りなくゼロにしたハイテク試着ではと想像しています。男性の心理に多いと思いますが、試着するとどうしても「買わなきゃ悪いな」と思ってしまうものです。そういったことを思わせずに何着でも抵抗なく試着できる試着室です。

 今はファッションも所有よりサブスク(ファッションレンタルサービス)の時代ですから、プライム会員向け(もしくは別のファッションサブスク)で提供するかもですね。

あわせて読みたい

「Amazon」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    営業禁止の地域でアダルトDVD販売 「まんだらけ禁書房」などを書類送検

    ABEMA TIMES

    10月22日 17:15

  2. 2

    橋下氏「民間のアイデアを役所が潰すな」接種証明システムに水差す総務省に苦言

    橋下徹

    10月22日 17:39

  3. 3

    「週刊女性」のゲノム編集食品に関する記事を検証し「フェイクニュース」と断定

    山崎 毅(食の安全と安心)

    10月22日 14:36

  4. 4

    ペットボトルの文化史 ~身近すぎて気づかない、イノベーションの結晶~

    速水健朗

    10月22日 11:15

  5. 5

    会社の忘年会復活にウンザリする声 「誰が望んでる」「社長がノリノリらしい」

    キャリコネニュース

    10月22日 10:00

  6. 6

    大下容子アナ番組で不適切演出…背景にテレ朝“子会社丸投げの悪癖”

    女性自身

    10月22日 13:05

  7. 7

    Kindle読み放題に続々参入する出版社 サブスクのビジネスチャンス気づき変わるか

    かさこ

    10月21日 10:39

  8. 8

    なぜこれぐらいの感染者数ならクラスター対策で対応できますと言えないんだろう

    中村ゆきつぐ

    10月22日 09:34

  9. 9

    背任容疑で理事逮捕 日本大学に90億円の補助金を受け取る資格はあるか

    毒蝮三太夫

    10月22日 09:01

  10. 10

    小室圭さんの論文がニューヨーク州弁護士会のコンペで1位に 結婚の日に表彰へ

    ABEMA TIMES

    10月22日 11:15

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。