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【出前ロボット】、ロサンゼルス国際空港ではマックのダブチをアシスタント型が運ぶ!?

■サンドイッチやコーヒー等を運搬する出前ロボットが大学キャンパス内で増えているが、フード・デリバリー・ロボットを導入する空港も増えつつある。

アメリカ西海岸の主要な玄関口となっているロサンゼルス国際空港で今月からフード・デリバリー・ロボットが稼働し始めたのだ。

旅行客の時間を節約し空港内レストランの行列を緩和、人同士の接触機会を減らす。

フィラデルフィア国際空港でも今年2月から始まっているのは、お客から受けた注文を空港内の指定の場所に配達スタッフが徒歩で運ぶオプションにアシスタント型ロボットを導入したもの。

ここで使われるロボットは、ボストンにあるスタートアップのピアッジオ・ファスト・フォワード(Piaggio Fast Foward)が開発した二輪ロボットの「ジータ(Gita)」だ。

ジータは最大40ポンド(約18キログラム)までの注文品を運ぶことができる、四角いクーラーボックスに似たロボット。

1回の充電で20マイル(約32キロメートル)稼働でき、最大で時速6マイル(時速10キロメートル)で走行する。

ジータにはカメラとセンサーを内蔵しており、光センサーとブルーツースを利用してスタッフについてまわることができる。

キャンパス内で働く独立型の出前ロボットとは異なりジータは自立走行はできず、配達スタッフに先導されて走行するだけとなる。

ただジータの上部にある蓋を開けてお客自身が注文品を取り出すこともでき、スタッフと全く接触せずに注文品を受け取れることも可能となっている。

ジータを利用した注文は専用アプリなどを介して注文する。手数料は2.99ドル。

なおロサンゼルス国際空港ではジータを「ナムナム(NomNom)」と呼んでいる。いまのところロサンゼルス空港では数台のみの稼働となっており、評判が良ければ台数も増やしていく。

直近ではシアトル国際空港にもジータが稼働を開始しており、ミネアポリス・セントポール国際空港やサンディエゴ国際空港、ジョンFケネディ国際空港などテスト展開を含めれば7つの空港で導入されているという。

 大学キャンパス内の出前ロボット市場は成長段階に差し掛かっている。ロシアのIT企業大手のヤンデックス(Yandex)とアメリカのフードデリバリー大手のグラブハブ(GrubHub)は先月19日、オハイオ州立大学で自動運転ロボットによる配達を行うことを発表した。

ヤンデックスの自動運転ロボット「ローバー(Rover)」は、学部生・大学院生合わせて60,000人を超える、全米最大規模の大学キャンパスで出前サービスを行っているのだ。

キャンパス内のロボット出前で先行するスターシップ・テクノロジー(Starship Technologies)も23日から運用が開始となるネバダ大学リノ校 (University of Nevada, Reno)の他、イリノイ大学(University of Illinois Chicago)にケンタッキー大学(University of Kentucky)、エンブリーリドル航空大学(Embry?Riddle Aeronautical University)のそれぞれのキャンパス内でもロボットによる出前を開始。

自動走行ロボットを使った注文件数が累計で100万回を今年1月に突破したスターシップは2019年1月、バージニア州フェアファックスにあるジョージ・メイソン大学(George Mason University)からキャンパス内の出前サービスを開始した。

現在までにパデュー大学 (Purdue University)やカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、カリフォルニア大学アーバイン校(University of California Irvine)などマンモス校や有名大学キャンパス内での運用実績を誇っている。

ロボット開発のスタートアップのキウイボット(Kiwibot)も8月初めからニューメキシコ州立大学(New Mexico State University)で運用を開始した。

キウイボットはニューメキシコ州立大学の30台に加え、ロサンゼルス国際空港近くにあるロヨラ・メリーマウント大学(Loyola Marymount University)に10台、ワシントン州のゴンザーガ大学(Gonzaga University)でも10台の出前ロボットを配置。

キウイボットのオンデマンド・デリバリーはカリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley)やデンバー大学(University of Denver)のキャンパスの他、ロサンゼルス近郊サンタモニカ地区でも実績を積んでいる。

 キャンパス内や空港内、観光地に出前ロボットが拡大することで、日本からアメリカに久々にやってくる人はロボットの多さに驚くかもしれない。

トップ画像:ジータは最大40ポンド(約18キログラム)までの注文品を運ぶことができる、四角いクーラーボックスに似たロボットだ。1回の充電で20マイル(約32キロメートル)稼働でき、最大で時速6マイル(時速10キロメートル)で走行する。ジータにはカメラとセンサーを内蔵しており、光センサーとブルーツースを利用してスタッフについてまわることができる。キャンパス内で働く独立型の出前ロボットとは異なりジータは自立走行はできず、配達スタッフに先導されて走行するだけとなる。


ロサンゼルス国際空港ではジータを「ナムナム(NomNom)」と呼んでいる。ナムナムは配達スタッフの忠実なアシスタントに見え、親近感をもって旅行客に受け入れられているようだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。自動走行できず、配達スタッフの後ろにくっついて動くアシスタント型出前ロボットは最初どうなのかなと思いましたが、動画を見てその印象が変わりました。ジータは飼い主によくなついているペットのように見えるのです。従順で可愛い犬のように見えます。独立して自律走行するロボットに対して、脅威というかアレルギーをもつ人も一部にいます。雇用を奪うようなネガティブなイメージを持つ人もいるでしょう。スタッフのお手伝いをするロボットは高齢者や幼い子どもにもすぐに受けれられると思いました。実際には配達スタッフの役目は現場で混乱しないように注文者を確認して注文品を渡すためにいるのでしょう。個人的には使ってみたいと思いました。というのも空港内では昼食時、すぐに行列になります。並ぶのが辛いというより荷物を持ってアチコチするのが面倒なんですね。子供連れなら搭乗ゲート近くの席から離れたくないはずです。ロボット宅配を注文すれば、小さな子供も喜びますから。
 うまくいけば1年後、ロサンゼルス国際空港やジョンFケネディ国際空港でジータを「かわいい!」といって撮影する日本人観光客を見かけることになりますかね。

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