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「アメリカ型ビジネスエリート」が強引にすべてをリードする時代の終焉が、高市氏待望の空気に繋がっている。

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しかし一方で、いくら「肉を切らせて骨を断つ」だとはいえ、

「骨」をブレさせないのはいいけど、斬られる「肉」の身にもなってくださいよ。斬られる「肉」さんにとっては”その肉”こそが人生一個の大事な肉なんだからさ

という課題に今後答えていくことが、今の日本の最大の課題になりつつあるのかもしれません。

最近、バイデン大統領の演説を関西弁で訳したら、「徹底的な言い訳力」と「人の気持ちに寄り添うレトリック力」が超凄いことがわかる・・・という企画をツイッターで発表したら好評だったのでご興味があればこちらで読んでほしいのですが(ツイッターユーザーはこちらから連続ツイートで読めます)、やはり政治家にとって

「俯瞰で見た時の冷静な判断の正確さ」と「人びとに寄り添っていると思わせる人間力」の両立

…というのは非常に重要なスキルなんですよね。

そしてそれは単にビジネス右派の人にとっても、「はいはいわかったよ!対話ってやつをやりゃいいんでしょー!チッめんどくせーな」というレベルの話ではなくて、純粋に「ビジネス右派」の価値観の範囲内だけで言っても、

スガ政権のコロナ対策が、柔軟な病院連携による病床確保といった、ビジネス用語で言う所の「ベストプラクティスの横展開」が全然できずにギクシャクし続けたような課題を解決するために今必要な変化

なのだと思われます。

4●”政治談義が好きな一部の層”の『外側』ではすでに高市氏の人気がひたひたと迫ってきているかも?

「政治談義が好きな層」や実際投票する自民党党員や自民党国会議員の間では、高市氏はまだ「三番手」ぐらいの期待度だと思いますが、しかしその『外側』にはかなりこの「高市氏の開かれたコミュニケーション姿勢への期待」が伝播しつつあるのを感じます。

たとえばこの記事によると高市氏の著書は予約段階ながらアマゾンの全体ランキング1位になっているそうです。

私も自分の著書を出した時によく使った手なんですが、アマゾンランキングには色んな「サブカテゴリ」があるんで、「アマゾンの●●部門で一位になりました!」みたいな宣伝文句は実際のところ全然たいしたことないというか、私ですら複数部門で一瞬一位になったことがあります。

しかし

漫画や芸能人の写真集やビジネス書などをすべて含めたランキングで、しかも予約段階で1位というのは政治家の本としては物凄く異例なこと

…だそうで、上記リンク記事では「リアル書店においても河野氏の本の3倍は売れている」という書店の声も紹介されています。

これは「狭い範囲」の政治に自覚的に関わっている層の中での内輪の順位付けに比べて、

その「外側の世界」において、「なんとなくの国民的空気」としての高市さんへの待望の空気が「ひたひたと迫ってきている」ことを表しているのかも

しれません。

要するに、「政治談義をやるのが好き・興味がある層」以外では、そもそも高市氏のように「誰も排除せずに対話感を出せる」こと自体がかなり切実に求められている部分があり、それこそ

「安倍・スガ時代を通じてずっと満たされなかった対話への飢え」

のようなものを吸い上げる波を捉えることができれば、今の「三番手候補」扱いから今後一気に躍り出て

歴史上初となる女性の日本国内閣総理大臣 高市早苗

…も十分ありえると私は感じています。

5●「対話」は「責任」を生むんですよ!お願いしますよ!

私は今既に立候補表明している岸田・高市・河野三氏の中で、実際に総理になった時の違いという意味では、

河野氏になるのか、それとも岸田あるいは高市氏になるのか

の部分に「大きな違い」があるだろうと考えています。ざっくり言えば

河野氏=90年代の橋本龍太郎政権以降着々と日本が進めてきた官邸への権力集中の流れの延長で、さらにドラスティックな改革を目指していく

岸田・高市氏=平成時代を通じて続いてきた「官邸への権力集中」路線を撤回し、より広範囲の官僚システムとの協業路線に舵を切る可能性が高い

という違いがあると予想される。

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