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  • ロイター
  • 2021年09月09日 06:55 (配信日時 09月09日 06:53)

NY市場サマリー(8日)米国株下落、ドル上げ幅縮小、長期債中心に利回り低下

[8日 ロイター] - <為替>  ニューヨーク外為市場では、ドルが上げ幅を縮小した。米連邦準備理事会(FRB)が地区連銀経済報告(ベージュブック)でハト派的な認識を示したことを受け、米国債利回りが低下したことが重しとなった。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はこの日、労働市場についてはさらなる進展が必要としながらも、国内経済の改善が続いた場合、FRBは年内にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始することが適切になり得るという考えを示した。

OANDA(ニューヨーク)のシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「FRBは向こう数カ月で経済がどのように展開するか見極めようと、明らかに様子見モードに入っている」と指摘。「ウィリアムズ総裁の発言は幾分かハト派的で、テーパリング着手時期は早くても12月になるという考えを裏付けるものだった」と述べた。

FRBは午後に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、新型コロナウイルス感染再拡大で景気回復に影響が出るとの懸念が増大する中、米経済成長は7月初旬から8月にかけて「緩やかな」ペースにやや減速したとの認識を示した。

主要6通貨に対するドル指数は一時92.86と、8月27日以来の水準に上昇。終盤の取引では0.14%高の92.66。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、10年債入札と連邦準備理事会(FRB)の地区連銀経済報告を受け、長期債を中心に利回りが低下した。

労働省が先週3日に発表した8月の雇用統計は予想を大幅に下回ったものの、統計の中身を見ると、賃金の伸びなど良好な点もあり、FRBは年内にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始する軌道から外れないとの見方が広まったことを受け、国債利回りは前日まで2営業日連続で上昇していた。

この日に発表された労働市場関連の指標では、7月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が前月比74万9000件増の1093万4000件と、2000年12月の統計開始以降で最高を記録した。

終盤の取引で10年債利回りは3.9ベーシスポイント(bp)低下の1.333%。

財務省が実施した380億ドルの10年債入札結果を受け、10年債利回りは一段と低下した。アクション・エコノミクス(サンフランシスコ)のグローバル債券分析担当マネジング・ディレクター、キム・ルパート氏は「入札はかなり堅調だった」とし、「国債に対する需要は枯渇するとの懸念がかなり前から出ているが、こうした中でも力強い入札が続いている」と述べた。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は下落。新型コロナウイルスのデルタ変異株が景気回復を頓挫させるという警戒感に加え、米連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)開始時期を巡る不透明感が重しとなった。

アップルとフェイスブックがともに約1%下落し、S&P総合500種の下げを主導した。

3日発表の8月の米雇用統計が軟調だったことから市場では慎重な姿勢が広がっており、コスト上昇を背景に米連邦準備理事会(FRB)が予想より早期に緩和縮小に動くのではないかとの懸念も高まっている。

FRBは8日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、コロナ感染再拡大で景気回復に影響が出るとの懸念が増大する中、米経済成長は7月初旬から8月にかけて「緩やかな」ペースにやや減速したとの認識を示した。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、米国の先月の雇用の伸びが鈍化したものの、FRBは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を受けた大規模な景気支援プログラムの縮小計画を進めるべきとの認識を示した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高が重しとなり、続落した。

この日の外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建ての商品として割高感の生じた金塊は、一時1783.10ドルまで売り進まれた。しかしその後、対ユーロでドルが上げ幅を縮小する流れに転じると安値拾いの買いも入り、中盤から終盤にかけては1793ドル近辺で小動きとなった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内供給の混乱不安を背景に買われ、3営業日ぶりに反発した。

ハリケーン「アイダ」の影響を受けた石油生産施設の再稼働が遅れるとの懸念が台頭。米内務省安全環境執行局(BSEE)は7日、アイダの影響で、メキシコ湾沖での石油生産が依然として79%(日量144万バレル相当)停止していることを明らかにした。産油量の減少はこれまでに約1750万バレルに上り、生産停止は今後数週間続く見通し。市場では供給逼迫(ひっぱく)への警戒感が広がり、原油買いが活発化した。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 110.23/110.26

始値 110.23

高値 110.39

安値 110.16

ユーロ/ドル NY終値 1.1813/1.1817

始値 1.1816

高値 1.1829

安値 1.1803

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 101*00.50 1.9550%

前営業日終値 100*11.00 1.9850%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*06.50 1.3359%

前営業日終値 98*28.00 1.3710%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*23.25 0.8062%

前営業日終値 99*21.00 0.8210%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.13 0.2182%

前営業日終値 99*25.88 0.2220%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 35031.07 -68.93 -0.20

前営業日終値 35100.00

ナスダック総合 15286.64 -87.69 -0.57

前営業日終値 15374.33

S&P総合500種 4514.07 -5.96 -0.13

前営業日終値 4520.03

COMEX金 12月限 1793.5 ‐5.0

前営業日終値 1798.5

COMEX銀 12月限 2405.6 ‐31.7

前営業日終値 2437.3

北海ブレント 11月限 72.60 +0.91

前営業日終値 71.69

米WTI先物 10月限 69.30 +0.95

前営業日終値 68.35

CRB商品指数 219.2976 +1.3838

前営業日終値 217.9138

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