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- 2010年11月12日 14:54
笑止!イントラネットで1万2000人が誰でも見ることができたファイルのどこが「国家機密」なのだ?
2/3【海保職員「流出」】尖閣ビデオ庁内ネットで拡散か パスワード怠る?
2010.11.12 01:00
海上保安官との接見を終えた高木甫弁護士=11日午後11時1分、神戸市中央区
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件は、流出を認めた神戸海上保安部の海上保安官(43)が「映像は職場で見ることができた」と“証言”したことで、映像の流出範囲は石垣海上保安部(沖縄県石垣市)などに限定されていたとする従来の見方が揺らいでいる。中国人船長の釈放で映像公開の声が高まるまでの間、映像を厳密に取り扱う意識が海上保安庁の全職員にまで浸透していたかは疑問で、同庁内のイントラネットを通じて「拡散」した恐れも浮上している。
事件後、海上保安庁は石垣海保に職員を派遣。内部調査の結果、映像は捜査資料として那覇地検に提出した十数本の映像のうちの1本と同じだと断定するとともに、流出は石垣海保を中心とした限定的なものと判断し、他管区への調査は行わないまま刑事告発に踏み切った。
(後略)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101112/crm1011120100007-n1.htm
事件後、海上保安庁は流出は石垣海保を中心とした限定的なものと発表していましたが、実際はかなり杜撰な管理であり、同庁内のイントラネットを通じて「拡散」した恐れも浮上と、つまり海保職員ならばほとんどの人がビデオを閲覧可能だった可能性が高まったのであります。
そして保安官の供述を裏付ける決定的とも言える痕跡が見つかります。
12日付け日経新聞電子版速報記事から。
巡視艇内にデータ持ち出し痕跡 尖閣映像流出
2010/11/12 13:43日本経済新聞 電子版
尖閣諸島沖の中国漁船衝突を撮影したビデオ映像が流出した事件で、流出を認めている第5管区海上保安本部(神戸市)の男性海上保安官(43)が乗船する巡視艇内の共用パソコンに、外部記憶媒体を使って映像データが持ち出された痕跡があることが12日、捜査関係者への取材で分かった。海上保安庁の調査で判明したといい、警視庁などが裏付けを進めている。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E3E0E2E3848DE3E0E3E3E0E2E3E29F9FE2E2E2E2
末端の10人乗りの巡視艇内の共用パソコンからでさえアクセス可能だったわけです。
「国家機密」どころか誰でも見ることができたわけで、この映像が守秘義務の対象である「秘密」に当たるのかどうか、根本的な根拠すら揺らいできました。
- 木走正水(きばしりまさみず)
- 新聞・テレビの報道分析が高い評価を受けている。



