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「対日中ロ領土同盟」は菅政権が生みの親

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一月前に中国網日本語版(チャイナネット)にて、「熊」のロシアと「ドラゴン」の中国が連携して「海老」の日本を追い詰めるという記事が掲載されていましたが、まさにその記事が裏付けられたような今回のロシアの動きなのであります。

10月9日付け中国網日本語版(チャイナネット)記事から。
「海老」の日本、「熊」のロシアと「ドラゴン」の中国の連携を懸念
イギリス「タイムズ」サイトの4日付けの文章「日本は中ロの連合を懸念」

日本は戦略的な悪夢に遭遇するだろう。すなわち、中露は共同戦線を結び、「熊」のロシアと「ドラゴン」の中国は、西太平洋地域で「海老」の日本を追跡するということだ。
香港「亜洲時報」の10月5日付けの文章「ロシアは中国の車に乗る」
ロシアと中国の指導者が9月下旬、北京で会談した。それと同時に、中国が日本の漁船拘留に抗議する事件が進展している。この二つの出来事に関係があるという証拠はないが、この二つには同じ手がかりがあり、まったく関係ないわけではないと感じさせられる。
歴史問題をはっきりさせることを旨とする共同宣言が調印されることで、ロシアの北方四島に対する所有権は強化され、また中国は釣魚島に関心を寄せている。長年の交渉があったが、ロシアと日本は北方四島の問題を解決する上で何の進展もなく、この問題を解決できる可能性が見えてこないことを中ロ共同声明は示している。
ロシアが日本を犠牲にし中国の応援者になったことは、無論北京にとっては嬉しいことだ。
(後略)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月9日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2010-10/09/content_21089425.htm

・・・
中国とロシアが領土問題で連携して日本を追い詰める図式ですが、21世紀の現代で、この東アジアで前時代の帝国主義的領土紛争に私たちの日本国が完全に取り囲まれていることを強く自覚できたことは意義があると言っていいでしょう。こと領土に関しては国家というものは外交舞台でいっさい妥協をしないし、相手が非力と見ればどこまでも強気に攻めてくる、すきあらば実効支配を強めようとするものです。

この対日中ロ領土同盟とでも名付けましょうか、一連の動きですが、尖閣諸島問題で国際的に晒された菅民主党政権の外交力の非力さがロシアを動かしたと見ることはできるでしょう。

さらにアメリカは盛んに同盟国日本支持を表明していますが、この動きにも裏の面があることを我々日本人は忘れてはなりませんでしょう。

尖閣では「日米安保」の対象地域であるとクリントン長官が再三表明、北方領土でも国務次官補が「日本支持」と公式表明、もちろん、これらはアメリカの国際戦略に従い中国とロシアの動きをけん制するためでもありますが、これらのメッセージは同時に日本に向けられていると考えて間違いないでしょう。

日本にとって日米軍事同盟はかけがえのない国家安全保障の生命線であることを、日本政府、日本国民にわからせるには、今は絶好の機会でもあります、米軍の思いやり予算も普天間基地問題もアメリカの要求通りにすすめるためにこの機を利用している側面も否定できません。

日本はアメリカに依存せず、独自の外交力を身につけるべきです、尖閣諸島に海上保安庁の基地を建設し実効支配を強化、北方領土問題でも毅然として日本固有の領土であることを堂々と主張すべきです。

中国が相手であろうとロシアが相手であろうとこと領土問題ではしっかりと自己主張し妥協しないことが肝要です。日本自らが自分の領土を守る、その気概を持ち行動する覚悟を持った上で、日米軍事同盟は初めてその効力を発揮するのであり、日本自らが血を流す覚悟がなければ、他力本願ではアメリカは「白馬の騎士」にはなってくれないでしょう。
・・・
それにしても民主党政権はこの国難を乗り越えることができるのでしょうか。外交戦略無き民主党・菅政権に打開する能力と覚悟があるとは、私にはとても思えないのです。

中国とロシア、両国の打算の産物でにわかにできた「対日中ロ領土同盟」ですが、この生みの親は非力な菅政権であるとも言えましょう。しかしおそらく菅首相は今の事態を自分たちの非力が招いた側面など考えも及んでいないでしょう。

やれやれです、ふう。

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