記事

「だからムダな会議がちっとも減らない」日本企業に決定的に欠けている"ある概念"

1/2

なぜ日本人の働き方は“非効率”といわれるのか。『「疑う」からはじめる。これからの時代を生き抜く思考・行動の源泉』(アスコム)を出した元マイクロソフト業務執行役員の澤円さんは「日本企業には『時間は借り物』という概念が決定的に欠けている」という――。

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Yagi-Studio

日本の労働生産性がぶっちぎりで最下位、その原因は……

近年よく目にするキーワードのひとつが、「働き方改革」です。世界的に見て、日本企業の生産性が非常に低いことは紛(まぎ)れもない事実なので、改革が必要なのはたしかかもしれません。

ビジネスパーソンなら、「日本人の働き方は非効率だ」というニュースやビジネス雑誌の記事を目にしたことがあると思います。

公益財団法人日本生産性本部「労働生産性の国際比較 2020」によると、2019年の日本の時間当たり労働生産性は米国の6割の水準で、OECD加盟37カ国中21位。主要先進7カ国では1970年以降、最下位が続いています。

日本の就業者1人あたりの労働生産性はOECD加盟37カ国中でも26位で、1970年以降最も低い結果となりました。おそらく公表されている数値だけで計算されているので、サービス残業なども含めれば実情はもっと悪いことも十分に考えられます。ちなみこちらもG7のなかで最下位と、不名誉な記録は更新中です。

なぜこんなことになるのか。僕はいつも、日本人は「決める会議」ができないことが原因のひとつではないかと感じています。

「過去」に時間を使うのは無駄である

「日本企業には無駄な会議が多い」とはむかしから言われていることですが、いつになっても改善されません。なぜか。それは、「会議でしたほうがいいこと」を理解していないからだと僕は考えています。

会議の話をする前に、結果を出せるビジネスパーソンの共通点について確認しておきましょう。それは、「未来志向」を持っていること。過去に学ぶ必要はありますが、過去の出来事そのものが変わることはありません。過去に起きたことに一生懸命に時間を使うのは、とてつもなく無駄なことなのです。

「過去のことに時間を使わないためには、どうすればいいだろう?」

「未来を良くするためには、どうすればいいだろう?」

デキるビジネスパーソンは、常にこのように考えながら行動しています。

さて、会議の話に戻りましょう。あなたの会社の会議は「未来志向」になっているでしょうか。

あわせて読みたい

「働き方改革」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。