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【会見全文】デジタル庁発足で石倉洋子氏がデジタル監就任 打診された印象は「新しい世界が広がる」

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Q) 今回の(デジタル監の)話を受けた時の感想

石倉)いろんな機会があると、私は基本的には新しい機会を提供してもらえたらみんな取るというスタンスなんですね。機会というのは一回通り越したら、二度と帰ってこない可能性が結構あって「あのときあれをやればよかったのに」という後悔は絶対にしたくない。「あれやったら失敗しちゃった」というのは後悔になりますけれども、そっちの方が「あれをやればよかった」という後悔よりずっといいという風に思っているんですね。

実はですね私は「今度こういうことをやることになりました」と言ったら、「8回目の転職ですね」と言われたんです。本当に8回目かどうかは数えていないんですが、何度も色んな形で仕事を変えてきた、働く場所を替えてきたというのは確かなんですね。

そういう意味では、新しい機会なので、特にあんまり怖いというか、怖いと思ったら怖いんですが、分からないから。だけれども楽しい、何が起こるのかなと、ひょっとしたら新しい世界が広がるかもしれないなと。私、前にやったことで、まさかこういうことができるようになるとは思ってなかったというのが、ある仕事をしたことによってすごく世界が広がって、世界の一流の人とも会う機会ができたということがあったので、今回もそういう意味で言うと、こんな機会ってあんまりないなって。一生にこんな機会ってあんまりないので、大変は大変なんですけど「まあやるか」っていう感じですね。

それで行政組織というのは、大学にはいましたけど、大学は少し官僚的組織なんですが、あとはプロフェッショナルな組織にいたことが圧倒的に長くて、いまフリーターなんですよね実は、今日からフリーターじゃないんですけど。どこにも属してなくて、これからの働き方ということで、若い人たちに「これからは個人で勝負できるからそういう風にしたらどう?」って言っていたんですけど、自分がやらないんじゃ申し訳ないな、片手落ちだなという感じだったので、じゃあやりましょうと。

実は大学出たてのときもフリーターやってたんです。しばらく組織に属していた後でフリーターになったときは「できるかな?」とは思ったんですが、まあ何とかやっている。だから行政組織に実際に参画した、中心っていうか、フルタイムで参画した経験というのはないので何が起きるか分からないというのが正直なところですね。だけども、何とかなる、何とかするかなという心境です。

Q) デジタルに関する「深い理解」について

石倉)私はデジタルの専門家ではありません、エンジニアでもない。デジタルの知識があるわけではありません。デジタルってすごいなと、こういう新しいことは一応やってみたいというスタイルなので、初めてのプログラミングっていうオンラインで学ぶのもやりましたし、WordPressもやったし、Pythonもチャレンジしたのですが今のところ挫折しています。他にも自主サイトみたいなのもこれも結構何度かやったのですが、実際に自分でやってみないとダメなんで。

挫折は結構していますけれども、やってみるとここが難しくてここがすごいなというところが分かる。デジタルって、プログラミングのことなんかを8週間のコースとか12週間のコースで学んだときに、もう死にそうで、課題が全然終わらなくて延ばしたりしていたんですが。

すごく学んだことっていうのは、それまでも聞いてたんですが、全部作っちゃって完璧に作って、それからやるっていうそういうスタイルって多いじゃないですか。日本の企業、日本がやろうとしてること。それが全然ダメだということは実感としてすごくよく分かったんです。プログラムをみんな作っちゃって、どこが違っているかなっていうのを探すのは至難の業なので。そういうときに少しずつやって、試して、働いたら次に行くっていうことを実感として学んだ。こういうことをみんな言っていたんだなというのがすごくよく分かったんですね。

それまでもプロトタイピングはどんどんやったらいいとか言っていたんですが、実感として分かっていなかったところがあるので、デジタルってそういうことなんだなという風には思いました。デジタルって正しい答えがあるという話ではないんですね。色々やってみたらこうなった、ああなった、そこからバージョンアップでやる、そういうことなんだなということがとてもよく分かりました。

あとは、私はこういうことがやりたいんですけどできますかねとテクノロジーの人に聞くと、ほとんどのことはできちゃう。自分ではできないんだけど、やりたいことは割とたくさんあるので、どうやってやったらいいですかっていうところを教えて貰えればと思います。その辺がデジタルのコツっていうか、デジタルの重要な原則なのかなという風には感じています。

平井)みなさんありがとうございました。石倉さんがいかにデジタルのインパクトを理解しているかということはみなさん理解していただいたと思うし、グローバルに仕事をされているときに、デジタルの話抜きに進むものは今ないんですね。すべての政策も全部。そういう意味では、デジタルトランスフォーメーションの司令塔に相応しいと思います。みなさん、今日はどうもありがとうございました。

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