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バロンズ:パウエル議長の講演で、S&P500は最高値更新

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(カバー写真:2021 Economic Policy Symposium Opening Remarks/Youtube)

Barron’s : Powell’s Speech Pushed S&P 500 And Nasdaq To The Record High.

バロンズ誌、今週のカバーは中国株式市場を取り上げる。中国市場の投資家にとって、今年は中国が依然として共産主義国家で、一方的且つ急速に政策において方向転換するだと思い知らされ、厳しい年となっている。

足元数ヵ月における反資本主義的な中国政府の決定を受け、中国株は急落した。中国株は過去6ヵ月間で20%下落し、一部の大型株は40%以上も落ち込んでいる。中国は、投資できない市場に変貌してしまったのだろうか?習近平主席が3期目入りを目指すなか、共産党の支配権を強化し、”共同富裕(common prosperity)”を掲げ、社会福祉を始め国家安全を拡充。

さらに、テクノロジーや教育、ヘルスケア、その他成功を遂げた中国企業など経済の一角に対する規制強化に動いた。その一環として、中国政府は2020年秋にアリババ・ホールディング傘下のアント・グループの新規株式公開(IPO)を阻止し、ジャック・マー氏自身も表舞台から姿を消した。

当局は「整改」つまり整理・改革と題し、テクノロジー業界などの監督強化の網の目を広げる状況だ。果たして、中国株式市場はどうなるのか、詳細は本誌をご覧下さい。

当サイトが定点観測する名物コラム、アップ・アンド・ダウン・ウォール・ストリート、今週はいつものランダル・フォーサイス氏ではなく、アンドリュー・ベイリー氏が担当する。抄訳は、以下の通り。

パウエルFRB議長の資産買入と金利をめぐる発言、米株高を招く―Fed Chair Powell’s Comments on Bond Buying and Interest Rates Prompt More Stock Gains.

待望のジャクソン・ホール会合でのパウエルFRB議長の講演を受け、ウォール街は安堵し、S&P500とナスダックは再び最高値を更新して引けた。予想通り、パウエル氏は1,200億ドルの資産買入をめぐり年内に終了することが適切と発言。しかし、利上げに急いでいない姿勢を強調した。つまり、利上げは2022年後半まで行わない公算が大きい。

S&P500は27日、0.9%上昇し初の4,500の大台を突破し4,509.37で引け、今年で52回目の最高値を更新した。週足では1.5%高、年初来では20%高となる。ダウとナスダックも、それぞれ上昇。米債も買いで反応、米10年債利回りは低下し1.31%でNY時間を終えた。

パウエル氏による講演のポイントは「資産買入縮小のタイミングとペースは、利上げのタイミングをめぐるサインを意味するものではなく、我々が明確に説明するように、利上げには異なった、且つ大いに厳しいテストが控える」との発言だ。

コーナーストーン・ウェルスのクリス・ホッジ最高投資責任者(CIO)は、パウエル氏の講演につき米株にとって「非常に強気(uber bullish)」と評価する。

ルーソールド・グループのジム・ポールセン首席投資ストラテジストは、パウエル氏の講演と今後数週間と予想される新型コロナウイルス感染のピークアウトが、第2の「経済再開トレード」、つまり中小型株と景気敏感株の買いにつながると予想する。実際、ラッセル2000は27日に約3%高を達成。そのラッセル2000は3月につけた高値を下回って推移し、年初来高値もS&P500の上昇率を下回る。

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