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硫酸事件に専門家「悪人が買うことはないという前提に基づいている」古い法律に警鐘

 24日、東京メトロ白金高輪駅で22歳の男性が硫酸をかけられ重傷を負った。28日には指名手配で逃走していた花森弘卓容疑者(25)が沖縄県内で発見、身柄を確保され、警視庁は傷害容疑で逮捕した。22歳の被害者男性は首と右肩に全治6か月のやけどを負い、両目の角膜を損傷。同容疑者と被害男性は沖縄県内にある同じ大学に通い、花森容疑者は被害男性の先輩だった。

【映像】硫酸事件、時代錯誤の法律に警鐘

 この事件で使用された硫酸とはどのようなものなのか。東京都品川区にある昭和大学薬学部に取材を行った。硫酸は食品の酸化剤、乾燥剤、ナイロン繊維の原料となり、主に工業用として使われる。薬学部の研究室で硫酸はカギのついた倉庫で厳重に保管されている。性質を試すため紙にたらしてみると、一瞬で黒く焼け焦げたような跡がついた。

 昭和大学薬学部の沼澤聡教授は「量も多ければ当然重篤化する。必ず後遺症は残り、目にかかったら失明の危険性もある」と述べる一方、ある問題点を指摘する。

 硫酸は身分証などが無くても入手することが可能で、そのことについて沼澤教授は「(購入の)ハードルはそれほど高くない。もともと非常に古い法律なので、悪人が買うことはないという前提に基づいている。こういったことがきっかけとなり、もう少し購入者を確認する、縛りをキツくするなどといった動きになる可能性はある」と述べた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)

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