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「挨拶が必要ならなぜオンラインでできないのか」尾身会長がバッハ会長の再来日を疑問視

共同通信社

政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長は25日、衆議院厚生労働委員会で東京オリンピック・パラリンピック開催がどのようなメッセージとして国民に伝わるかが重要だと説明。再来日したIOCのトーマス・バッハ会長について「挨拶が必要なら、なぜオンラインでできないのか」などと苦言を呈した。

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国民にテレワークを要請する中、なぜオンラインでできないのか

同委員会では、立憲民主党の尾辻かな子議員が、新型コロナの感染拡大で保健所の業務がパンク、医療機関も病床が逼迫し受け入れ体制が整わず自宅療養を余儀なくされた感染者の死亡案件が発生する状況下で、パラリンピックが開幕したことを疑問視。

オリンピック閉幕後の9日に銀座を散策したバッハ会長を丸川珠代五輪相が「不要不急かどうかは本人が判断すべき」と擁護したことを例に挙げ、オリンピック・パラリンピックによって「人々は“感染拡大を自分たちで止めなきゃ”という気持ちから離れている」とし、「(政府のメッセージが)ちぐはぐで矛盾している」ことについて、尾身会長に意見を求めた。

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尾身会長は五輪開催がどのようなメッセージとして国民の意識に伝わるかが重要だと繰り返し述べてきたと強調。「人々にテレワークを要請している中で、バッハ会長の挨拶が必要なら、なぜオンラインでできないのか」と指摘した。

「なぜわざわざまた来るのか。銀座も1回行ったんでしょう?」

小学生らを対象にしたパラ観戦をめぐっても尾身会長は、「どういうメッセージとして一般の人々に伝わるか」ということが問題の本質だと発言。また、国会議員に対しても「テレワークができれば一部の会議ではやってもらいたい」と、行動で国民へのメッセージを示す重要性を訴えた。

さらに「国民にお願いしているんだったら、オリンピックのリーダー。バッハ会長。なんでわざわざ来るのか。普通のコモンセンス(=常識)なら(判断)できるはず。もう1回来たんだから、銀座も1回行ったんでしょうと。私は専門家会議というよりも、一般庶民としてそう思います」と疑問視。「そんなのオンラインでできるじゃないですかという気分が、ひとつの例ですけど、そういう風に私は強く思います」と訴えた。

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