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Facebookへの4つの投稿パターンからみる性格分類と、今後Facebookへの投稿が減少していく仮説

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2013年、日本のFB投稿が減るユーザー体験サイクルとは?

既に一部ではFB投稿が減ってきていることに気づいていたり、昔はたまに投稿していたけど、最近はめっきりロムになったユーザーもいるでしょう。2013年は「1:社長日報パターン」の投稿こそ増えども、プライベートな投稿に関しては減っていくと、下記のサイクルから仮説を立てます。

■1:フレンド数が増えすぎてしまった

フレンド申請を断れない日本人。FB内では公私の人間関係が混合しており、Linkedinが日本で流行らないであろう要因にもなっています。フレンド数が増えることで、特定の誰かに向けた投稿は更にしにくくなる。

■2:誰に見られているかわからず、気軽な投稿がしにくくなった

1の要因から、特にプライベートなどうでもいいこととかを投稿しにくくなる。これ投稿すると、あの人に見られるとマズいかな?という心理が働き、投稿が自分の中で制限されていく。

■3:全体のトラフィック量の増加により、個人へのいいね!数は減る

フレンド数が増え、それによって皆のタイムラインに表示される情報量も増える。1日にFBで過ごす時間が大きく変わらなければ、トラフィックが増えることで、1投稿あたりに対するアテンションは下がり、結果的に投稿に対する「いいね!」CTRは下がります(一部のいいね!を集めるコンテンツがさらに強くなる、というロジックにもなる)

■4:いいね!数が減ることで投稿モチベーションが下がる

人々の投稿モチベーションは「いいね!」をもらえることですから、「いいね!」が付かなくなってくると、もういいやと投稿をやめていきます。いいね!がなくても投稿し続けられるのはtwitter慣れしている独り言が多い層くらいです。

■5:確実にいいね!数を稼げそうなライフイベント系のみの投稿となる

結果的には、仕事上の大きな成果や転職、交際ステータスの変更に関する投稿のような、確実に「いいね!」がもらえそうなライフイベント系のみに絞った投稿へ収斂し、FBへの投稿数が減っていくと仮説を立てます。

このロジックのサイクル以外に、「そもそも、いいね!するの、ダルいわ」という昔でいうmixi疲れのようなFacebook疲れも発症するダブルパンチが予測されます。

ポストFB – ①:会話目的のLINEと感情共有のPath

とはいえFBは大きなプラットフォームの地位を維持し続けることは間違いないと見ています。緩やかにトラフィックは落ちていくと思いますが。ポストFBにおけるコミュニケーションツールは昨年の記事と同じく引き続きLINEとPathで見ていきます。

リンク先を見る

LINEグループでコミュニケーションを取る人も多いと聞きますが(僕はほとんど使ったことないです。男同士でLINEのスタンプ送ってても気持ち悪い)LINEはコミュニケーションが主目的で、Pathは鍵を付けてtwitterをやっている心理に近いといえます。

Pathは牧歌的という表現も昔はしたことがありますが、皆さんかなり赤裸々な感情を投稿されますね。独り言だけど、身近な人には知っておいてほしいとか、自分の感情のログにしたいとか、そういうニーズがある。現在僕自身が最もアクティブなSNSはPathであると、Pathフレンドの皆さんはお分かりだと思います。

Pathがなくなったらマジ困る」という女性ユーザーは結構いるんじゃないかな。Pathは感情を投稿するSNSです。感情は身近な人々だけになら共有してもいいと思うユーザーが多いのでは。ただし、ビジネスとしては外部ネットワーク性とトレードオフなのでスケールしにくいことは明らか。ですが、SNSは「会話が主目的」ではないと思うので、ポストFBという観点ではPathのコンセプトは時流に合っていると思う。

■参考記事:「恋愛」「秘密」などの独自の投稿パターン:Pathの4段階のUXフェーズ

ポストFB – ②:RettyやSumallyなどのバーティカルSNS

FBのコミュニケーションが主目的な投稿はLINEへ、感情共有はPathへ流れます。一方で「このレストランの料理、美味かった!」や「この靴買ったんだ!見てみて!」という投稿はFBでスルーされて友人からの「いいね!」もどんどん減っていく流れが予測されます。

本誌では「テイストグラフ」という呼び方も昔はしましたが、FB連携をベースとした特定の分野に特化したSNS、いわゆる「バーティカルSNS」がスケールする土壌が2013年は整ってきたといえると思います。食ならRetty、衣服などのモノならSumally、ファンクラブならRevolver、女子会ならGIRL’S TALK。(GIRL’S TALKはFB連携のメリットはないが、ニーズは強くある)

本誌で取り上げてきたバーティカルSNSはFBの流れの影響を大きく受けると僕は思う。FBでのユーザー体験の反動(FB内にその趣味を共有できる友人が少なく、投稿に対してリアクションがない。けど、その趣味について話したい!)が大きくなり、ユーザーニーズを満たし、上記に挙げたサービスは全てある程度までスケールすると踏んでいます。FB疲れというコンテクストの流れの上に、有利に成立する時流に沿ったサービスだから。

■参考記事
1:iQonとRettyにみる成功するテイストグラフの特性
2:なぜPinterestよりもSumallyにハマるのか?
3:Teamtomoなど画像起点のセレブリティSNSを展開するリボルバー
4:GIRL’S TALKにみる匿名と相性が良いバーティカルテキストメディアの可能性

FBの影響をどう受けるのか、スタートアップは考えよう

とても長い記事になってしまいましたが、本誌のメイン読者である経営者や投資家の皆さんはポストFB時代に関するご自身なりの仮説をお持ちだと思います。自分が携わるサービスに有利な流れになるのか不利な流れになるのか。FBの凋落が顕在化してきてからの対策では遅いので、未来を創造する立場の方々は時代の三歩くらい先を読み通す必要があるでしょう。

今後は私も時間を作って未来予測の妄想記事を増やしていこうと思う。

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