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4Kテレビを違う視点からDISってみる

4Kテレビ批判の火付け役となったのは山田肇氏の「4Kテレビは失敗する」。これに、下記の論客が火に油を注ぎました。まずは4K肯定派の意見を紹介します。

1)西和彦氏の「4Kテレビは安くなる。そして売れる

  • 2Kテレビの技術を流用できるのですぐに安くなる。
  • 2K放送を見るのに最適なのは4Kテレビである。
  • 4Kの綺麗な色に慣れたら2Kには戻れない。

2)うさみのりや氏の「何でも否定すればいいってもんじゃねーんだよ

  • 産業用途にはニーズがある。

3)やまもといちろう氏「4Kテレビを無関係な方向からDISって壮絶に突っ込まれる

  • 4Kは世界の趨勢。

4)青山友紀氏の「4Kテレビには未来がある

  • 家庭内で映画館のような大型高精細画面はニーズがある。

次に、4K否定派の意見を照会します。

5)大西宏氏の「画質がよくなることだけではテレビの需要は増えない

  • テレビの機能や性能は成熟してコモディティー化している。

6)永江一石氏の「4Kテレビは家庭用には売れないに一票

  • テレビ自体がオワコンだから。(オワコンの意味はこちらを参照)

BLOGOSの4K特集ページをもとに、現在までの記事を上記のようにまとめてみました。各氏の意見を私の独断で箇条書きに圧縮しましたので、論点は非常に見えやすくなったと思います。さて、どちらかというと4K応援団の方が数の上では優勢のようですが、肯定派・否定派ともに、正面からとらえた場合の論点はほぼ出尽くした感があります。

そこで、記事の表題通り、ちょっと違う観点から4KテレビをDISって見たいと思います。

肯定派の複数の方が、4Kテレビが安くなれば普及すると述べておられます。では、いまの2Kテレビの普及に伴う低価格化よって、日本の電機業界(特にパナとシャープ)がどのような状況になったかを考えてみましょう。政府がエコポイントで支援した結果、転倒売価がどんどん安くなりました。

国内にはグローバルに勝負できる規模の電機メーカーが少なくとも5社もあります。ちょうと1月前に「ゾンビ起業は間引くベシ」で書いたように、国内市場が盛り上がれば盛り上がる程、大企業間での価格競争が激しくなります。短期勝負になるので、大量販売にキャッチアップする為に生産ラインをどんどん増やさざるを得ません。そして、ある時点で4K市場が飽和点に達すると、急に売れなくなります。たちまち事業の収益が悪化して、企業は体力が削られてしまうというシナリオが再現される可能性が高いと見ています。

しかも、他の方も述べているように、国内では4Kテレビの主な客層である地方の老人の絶対数は減少してゆくので、4Kテレビの客層の母数は2Kテレビよりずっと少ないのではないかと見ています。

そいいう見通しのもと、日本の電機メーカーは自爆リスクの高い4Kに邁進するべきではないと考えます。

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