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「犯罪空間」桜宮高校は暴力教師と脅迫保護者の巣窟か

2013年1月23日(水)13時15分配信のJ-CASTニュース「『ええ加減にせぇはしもと、殺すぞ』『部落民がいきんな』桜宮高校生徒がツイッターで暴言」というタイトルの記事を配信していて、思わず目が留まった。記事の冒頭は以下のように書かれている。

「同校の生徒と見られる人物が、ツイッターで橋下徹大阪市長に対し「ええ加減にせぇ」「部落民がいきんな」などと投稿していたことが明らかになったのだ。さらにこの人物を含む複数の生徒がツイッターで飲酒や喫煙を告白していたことも分かった。」

内容に目を通し、「やっぱり、そういうことか」という思いがして、今日の記事を書くことにした。

1月21日、私は、「大阪市の橋下徹市長が、『犯罪空間』桜宮高校体育系の入試中止を市教委に要請したのは正しい」と題して記事を書いた。掲載した日の朝と夜の2回、私の事務所に「桜宮高校の生徒保護者」と名乗る人物から「非通知」発信で電話が入った。この日は、アルジェリア人質事件の取材で、たまたま2回とも他の電話に出ていたため、この電話を直接受けることが出来ず、「桜宮高校の生徒保護者」を名乗る人物は、2回にわたって留守番電話にメッセージを残す結果となった。恐らく、声の感じや喋り方からして、同一人物であろうと思われる。彼の残したメッセージの内容は、私の記事に対するクレームである。その言葉は以下のようなものであった。

「なんや今日のお前の桜宮高校のネットの記事は。保護者やけど、よく平気で『犯罪空間』やなんて書けるな。そんなもん一部だけやろが、中には立派な先生もおるんや、何、勝手なこと書いとんのや、ボケ。ネットでしょうもない記事書くな、ボケ」

こんな調子で留守番電話に2回メッセージが残っていた。

保護者としての言い分はあるだろうから、クレームはいいとして、そのクレームのつけ方が、まるで反社会的組織の人間かと思うような脅迫めいた乱暴な口調であることに私は驚き、やはり「犯罪空間」という言葉が頭をよぎった。

私の事務所に届いたクレームは、これだけであったのだが、恐らく大阪市の橋下徹市長のもとには、こうした電話が何本も入っていたのではないかと想像する。

まず先に、クレームに反論させていただくが、暴力という犯罪を犯したのが仮に一部の教師であったとしても、犯罪が行われていたことは、本人も認めていることであり、さらに被害者の顔など身体に残る殴られた痕跡や、学校関係者からの多数の証言から、暴力行為があったことは紛れもない事実である。他の教師がたとえ暴力をふるっていなかったとしても、そうした犯罪行為を黙認し容認していたのだから、犯罪の共犯者ということになり、その時点で他のいかなる教師も「立派な教師」とは断じて言えない。

そのことの社会的重大さが全くわかっていないこの保護者は、完全に体罰の存在に対して感覚が麻痺しているのではないかと言わざるを得ない。また、この麻痺した感覚が桜宮高校全体の空気である以上、橋下徹市長の判断は、やはり正しいということに尽きる。

さらに私が問題にしたいのは、クレームを言うにしても、最低限のマナーや礼儀を弁えるのが、社会人である大人としての保護者たるべき振る舞いではないかということだ。言葉遣いというのは、その人の品格や教養といった品性が現れやすい。相手に畏怖を与えるような暴言でクレームをつければ、脅迫行為とみなされるものである。
また、親の暴言に生徒の暴言が重なれば、「この親にしてこの子、この学校にしてこの親子」ということにもなってしまう。そうした悪態を示せば、さらに学校の評価を落としてしまうというものであるのだが、この保護者は、そのようなことに思いは至らないのであろうか。

教育とは、「学問の研鑽」と「人格の陶冶」が目的である。しかし、体罰による指導を黙認してきた感覚では、教育の「真の目的」ということにはとうていたどりつかないだろう。

「暴力は連鎖する」といわれ、体罰によって育てられた子どもは、やがてその子が大人になったとき同じく暴力的になりやすいことが実証されている。だからこそ、たとえ一部の先生だからといっても、社会は教育の場における体罰を良しとしないのであり、暴力行為には厳しく対処しなければ、「暴力の連鎖」を断ち切ることはできないということを、この保護者はよく考えるべきである。

改めて、体育科教師全員の異動と入試試験中止は、正しい対処だったといいうことを確信する。

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