記事

英個人情報保護機関が、ソニー・コンピューター・エンタテインメント社に高額罰金を課すと発表

 英「情報コミッショナー事務所」(ICO)が、24日、PlayStationシリーズの家庭用ゲーム機、ならびにゲームソフトの開発、製造、販売などを行うソニー・コンピューター・エンタテインメント欧州社に対し、2011年の個人情報大量流出によって個人情報保護法を重大に違反したとして、25万ポンド(約3500万円)の罰金を課すと発表した。

Sony fined £250,000 after millions of UK gamers’ details compromised
http://www.ico.gov.uk/news/latest_news/2013/ico-news-release-2013.aspx

 ICOは、公的機関の情報公開の促進、個人の情報保護のために活動する特殊法人。

 罰金は、2年前の4月、同社のプレイステーションの端末がハッキングされ、数百万人に上る利用者の名前、住所、電子メールのアドレス、生年月日、パスワード、クレジットカード情報などが流出した件を対象とする。

 ICOの調べによると、ハッキングによる攻撃は、プレイステーションのソフトウェアが最新のものに更新されていれば、防ぐことができた可能性があるという。また、パスワードも十分に保護されていなかった。

 ICOの副所長デービッド・スミス氏は、ICOのウェブサイトの動画の中で、「これほどの規模のカード情報やログイン情報を取り扱っている場合、個人情報の保全は最優先事項になるべきだった。今回はそうはなっておらず、データベースが攻撃されたとき、当時の保全対策では十分ではなかった」と述べた。

 「専門技術を取り扱う会社であるから、個人情報を安全にするための知識とリソースへのアクセスがあったはずだ」

 「この罰金が高額であることは承知している」が、「非常に多くの消費者が直接影響を受けた、少なくとも身元情報を他人に盗まれる可能性もあった」。 (つまるところ、一つの例として高額罰金とした、とも言えるのだろう。)

 スミス氏によると、もし今回の措置で明るいニュースがあるとしたら、ウェブサイト「PRウィーク」が調査をしたところ、プレイステーションへのハッキング行為が明るみに出た後、77%の消費者が個人情報をウェブサイトに出すときに以前よりも注意するようになったと答えていることだという。

 企業側が情報保全についてもっと気をつけることはもちろんだが、「私たち全員が、自分の個人情報を誰に公開するかについて注意する必要がある」。

 ソニーは英BBCの取材に対し、「ICOの結論には同意しない」とし、控訴予定だと述べている。

Sony fined over 'preventable' PlayStation data hack http://www.bbc.co.uk/news/technology-21160818

あわせて読みたい

「ソニー」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。