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ウマ娘の大ヒットから他業界が学ぶべき「3つのヒント」

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Cygamesのゲームアプリ『ウマ娘』が、4月1日〜4月30日の集計で世界モバイルゲーム売り上げトップ3にランクインした。(*1)

ウマ娘の正式な売上額の発表はないのだが、1位の『Honor of Kings』が281億円、2位の『PUBG Mobile』が258億円なので、少なく見積もっても200億円前後なのは間違いなさそうだ。

周囲のゲームが多言語対応なのに、ウマ娘は日本語のみでこの売り上げ。しかも1ヶ月で…。

これは凄い売り上げだ。

© Cygames, Inc.

レコードメーカーに置き換えれば毎月ミリオンセラーアルバムを7枚リリースしているのと同じ。

ラジオ業界に置き換えると、なんとラジオ放送事業者全231社合計の1ヶ月の売り上げの2倍だ(汗)(年間約1136億円の12分の1で計算)(*2)

たった一つのアプリでこの売り上げ。比較してしまったのが、共に僕が生業としている業界なので、なんだか虚しくもなってしまう。

ふん!どーせゲームだろ!と強がりたくもなるが、僕もこのウマ娘を少々遊んでみたところ、ウマ娘のシステムには、もがき苦しんでいる業界にとって参考となる、3つのヒントが隠されていた。

この3つのヒントを活用すれば、ビジネス的にも成功し、もしかしたら世界平和も叶えられてしまうかも?とまで思っている。

他業界がウマ娘から学ぶべき「3つのヒント」

まず一つ目は「誰も不幸せにならない支払いシステム」

僕が日々遊んでいる『プロ野球スピリッツA』というゲームも、2019年の年間課金売上が国内7位で262億円。(*3)

こちらも毎年8枚のミリオンセラーアルバムを出し続けている状態で、気づけば僕も結構な額を課金している気がする(汗)

ただ、課金する際に、「このぼったくりバーめっ!」的な暴利だなぁと思う事は全くない。

なぜならば、ここから先は課金をしないと遊べませんみたいな、「散々私のこと弄んで、ここから先はお金が必要ってサイテー!」的な課金システムになっていないからだ。

以前はそんなゲームアプリも多かったイメージで、それが嫌で遊ぶのをやめたゲームも沢山あった。だが最近のゲームアプリは、基本は最後まで無課金で遊び倒せる。

その上で、どうぞ課金するもしないもあなた次第ー!というシステムになっている。熟成したねぇ。本当にゲームアプリ業界の成長は早く、尊敬しかない。

東海道新幹線で言うならば、自由席は乗り放題です!指定席かグリーン車に乗りたい場合は課金してねー!という仕組みで、タダならば、新大阪まで乗っちゃおうかな!でもグリーン車を覗くと…。羨ましい…。ええぃ!僕もグリーン車に乗るぞ!!あぁなんて快適なの!というシステムだ。

だから課金するもしないも自分次第。お金を払ってグリーン車に乗って「ついに俺もグリーン車に乗れた!」とご満悦で、課金する事に優越感を得ている気もする。

まぁ実際の東海道新幹線は、収容率が決まっているので、ゲームアプリの様な仕組みは難しいが、課金したくない人も同様に楽しめて、課金する事でまた違った楽しみ方を味わえる、誰もが幸せなシステム。それが最近の課金性ゲームアプリの構造だ。

ちなみに、今度新設される北海道日本ハムファイターズの球場も入場無料を目指しているとか。(*4)

野球観戦に関しては無料でどんどん見てください!着席で見たければお金を払ってね!という仕組みを目指しているとか。これもまた、ゲームアプリの課金システムと同じである。

そう言えば、最近の花火大会も同じシステムになっていて、いい場所で見たければチケットを買い、見るだけならどこからでも見られる。まずは興味ある人を無料で集めて、より快適に楽しみたい人だけオプションでお金を落とす。誰も不幸せになりづらいシステムだ。

二つ目のヒントは「毎年スターが勝手に現れる」

今までも艦これや歴史ものなど、擬人化・美少女化したゲームが登場してきた。

ただ戦国時代ものだと、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の様なラスボスポジションが出現してしまえば、その先のキャラクターが枯渇してしまう。

ファンタジー系のゲームアプリも自らがキャラを作って構成していくが、いつかはネタが切れる。

ただ競馬はスポーツだ。スポーツは良い。今シーズンがダメでも、来シーズンがやってくる。毎年スターが誕生するのだ。

ウマ娘はトウカイテイオー、ナリタブライアン等往年のスターホースが登場するし、いまだに登場していないディープインパクトなど、まだまだ実在のスターホースが後ろに控えてはいるが、この先もスターホースは必ず出てくるので、キャラクターの枯渇は考えられない。

プロスピAも同様で、プロ野球界に毎年新しいスターが誕生するので、野球好きであれば、永続的に楽しめる。

全てを自己完結するのではなく、継続しやすいシステムを構築している他ジャンルとコラボする事で、お互いが得をする仕組み、これもまたウマ娘の凄い所だ。

三つ目はもちろん擬人化だ。

引退した馬への援助など、ウマ娘現象的な事は他の記事にお任せするが、やはり擬人化は素晴らしい。

人の顔で見える事で、より身近に感じ、気持ちを感じ取りやすく、そこに思いやりが生まれる。特に日本はアイドル文化で、音楽も楽曲以上に、誰が歌っているか、演奏しているのかが購買の理由になる事が多い。

日本人はとにかく人を愛しているのだ。

これは日本の良い部分でもあると思っているので、擬人化最高である。

僕の世代(44歳)で言うならば、キン肉マン超人、はたまたゴールドライタンなどは擬人化と言って良い。

キン肉マンに登場する『ステカセキング』、『ベンキマン』なども、当時は嫌われ者ポジションだったが、近年、スピンオフや以後の連載でカッコよいキャラクターとして描かれていてそれらが素晴らしく、すっかりベンキマンファンになってしまった。


ベンキマンファンになって以降、よりトイレを綺麗に使っている気がする。

擬人化は完璧なリアルではないので、おそらくこうなるだろうなぁと想像を広げ、アナザーストーリーを追記出来るのも良い所だ。

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